あおきです。

近年、「初期費用ゼロ」「努力なし」といった甘い言葉で誘う副業案件がインターネット上で散見されます。その中でも特に注目を集めているのが、白石正人氏が発起人を務める「ZAKZAK(ザクザク)」プロジェクト、および自動システムと銘打たれた「ZAKZAKくん」です。

1日10分〜30分のドラッグとクリック作業だけで、即日利益が発生し、月収30万円が稼げる」という、あまりにも魅力的な触れ込みですが、果たしてその実態はどうなのでしょうか。本記事では、まずその運営元の実態を検証し、次に案件の概要と中核となるビジネスモデルの真のリスクを多角的に検証します。特に、不安を感じているシニア層や初心者の方は、高額な参加費用を支払う前に、本検証を最後までお読みください。

特定商取引法に基づく表示

販売者名:株式会社GENERALHAWK
代表取締役:加藤隆伸
所在地:〒259-1133 神奈川県 伊勢原市 東大竹1丁目21番3
電話番号:046-364-2837
メールアドレス:jimukyoku.generalhawk@gmail.com

運営元の信頼性と特定商取引法に基づく表記の不備

特定商取引法に基づく表記の詳細と不透明な運営元

信頼できるサービスかどうかを判断する上で、特定商取引法(特商法)に基づく表記の確認は不可欠です。しかし、ZAKZAKの運営元「株式会社GENERALHAWK」の表記には、重大な懸念点が見られます。

住所調査で判明した「登記情報と特商法表記の意図的な差異」

特商法に記載された住所を辿ると、その所在地は法人向けのオフィスビルなどではなく、ごく一般的な賃貸マンション「ラ・ポール田中」であることが判明しています。

さらに重大な問題は、法人登録(登記情報)を確認すると部屋番号の記載が確認できるにもかかわらず、顧客に開示されるべき特商法表記では、その部屋番号が意図的に抜けているという事実です。

これは何を意味するでしょうか?

  • 企業としての信頼性欠如: 運営元は追跡されることを避けるため、または、問い合わせを困難にするために、あえて情報を不完全に開示していると解釈できます。
  • 高額販売企業の姿勢: 高額なシステムを販売し、長期的なサポートを謳う企業が、顧客にとって最も重要な連絡先の一つである住所を不完全に表記している姿勢は、消費者の信頼を得るための努力を怠っていると判断せざるを得ません。

登記情報があるにもかかわらず、消費者向けの公開情報に重要な詳細を欠くことは、運営元の透明性や誠実さに対し、大きな疑問符を投げかけます。この時点で、運営元の信頼性は極めて低いと判断せざるを得ません。

ZAKZAKプロジェクトの概要と非現実的な「即金性」

『ZAKZAKくん』の謳い文句と非現実的な約束

運営元の不透明さを踏まえた上で、次に案件の内容に踏み込みます。ZAKZAKプロジェクトが主張する内容は、冷静に考えると非現実的です。

  • 作業内容: 1日10分〜30分の簡単なドラッグ&クリック作業
  • 約束される結果: 努力なしで即日利益発生、月収30万円が稼げる

即日で月収30万円」という主張は、ビジネス経験や社会常識に照らし合わせると、誇大広告の可能性が濃厚です。世の中に、これほどまでに簡単な作業で、しかも安定した高収益が保証されるビジネスは存在しません。

LINE登録で語られる白石正人氏の華麗な経歴

LINE登録後、発起人である白石正人氏は、自身を「実業家・システム開発者・AIプロジェクト参画」といった華々しい肩書きで紹介し、「業界歴10年以上」「ビジネス総収益10億円超」といった実績を提示します。

彼は、自身が開発したという「最高傑作である『ZAKZAKくん』」が、あなたの人生を変える唯一の存在であると熱弁します。しかし、これらの「輝かしい実績」を裏付ける具体的な根拠や第三者による客観的な評価は一切提示されていません。情報開示の不透明さは、運営元だけでなく、発起人個人にも及んでいるのです。

ビジネスモデルの核心:『ZAKZAKくん』= Amazon無在庫販売の真のリスク

システムの正体は「利益確定型Amazon販売」と称する無在庫販売

紹介動画で説明される『ZAKZAKくん』は、「利益確定型Amazon販売」を謳うシステムを内蔵したパソコンとされます。販売から発送までを自動で行うとしていますが、そのビジネスモデルは「在庫を持たない」無在庫販売です。

Amazon規約と顧客満足度から見た「無在庫販売」の致命的な欠陥

システムが「全自動」で動くという謳い文句の裏側には、Amazonというプラットフォーム特有の重大なリスクが隠されています。

  1. Amazon規約違反のリスク: Amazonでは、原則として出品者以外の小売業者から購入者に直接出荷するドロップシッピング(無在庫転売)を禁止しています。自動システムを使っても、顧客に混乱をもたらすような販売方法は規約違反とみなされ、アカウント停止・閉鎖につながる可能性が極めて高いです。
  2. 在庫切れ・欠品による信用失墜: 注文後に仕入れようとした際、仕入れ先で在庫切れが発生すると、注文をキャンセルせざるを得なくなります。これが頻繁に起こると、Amazonの定める「注文キャンセル率」が悪化し、アカウントの信用が失墜します。
  3. 手間は自動化できない: 商品の仕入れと販売は自動化できても、顧客からのクレーム処理、キャンセル対応、低評価への対応といった、ビジネスの根幹を担う手間のかかる作業は残り、ここでのミスがアカウント停止につながります。

システムが「全自動」でリスクを回避できるという主張は、Amazonの厳格なプラットフォーム規約と、顧客満足度を重視するビジネス環境を無視した、実現性の低い話である可能性が高いのです。

費用と出口戦略:14.8万円の参加費と待ち受ける追加勧誘の罠

高額な参加費用「ZAKZAK CLUB」

『ZAKZAKくん』を利用するには「ZAKZAK CLUB」というコミュニティへの参加が必須であり、その費用は一括で148,000円(税抜き)と非常に高額です。

謳い文句の「初期費用ゼロ」とは異なり、結局は高額な初期投資が必要となります。この時点で、約束と現実の間に大きな乖離が生じています。

参加後に待ち受ける「バックエンド」追加プラン勧誘のリスク

さらに懸念されるのは、この14.8万円で全てが終了しない可能性です。この手の高額副業案件の多くは、まず手頃な(それでも高額ですが)費用で参加者を囲い込み、その後に「これだけでは十分稼げない」「より確実なノウハウ」といった名目で、数十万円から数百万円にもなる高額な追加プラン(バックエンド)を執拗に勧誘してくることが常套手段です。

ZAKZAK CLUBへの参加は、高額な追加勧誘の入口であり、最終的な被害額が雪だるま式に膨らんでしまう危険性を内包しています。

白石正人氏と周辺人物の評判・口コミ検証

ネット上の「稼げた」口コミは皆無

白石正人氏やZAKZAK CLUBに関する評判や口コミを徹底的に調査しましたが、「実際に参加して月収30万円を達成できた」「本当に稼げた」といった成功者の信頼できる生の声は、インターネット上には一つも見当たりませんでした。

動画内で「参加者」として登場する人物についても、信憑性の低い演者である可能性が高いと見られています。成功者が存在しない、あるいは確認できない時点で、その案件の信頼性は極めて低いと判断できます。

発起人と過去に問題視された人物との連動

白石正人氏は、SNSでの情報発信を行っていますが、その周辺には、物販界隈で過去に集団訴訟の噂もあった「加藤将軍」氏など、問題視された人物との繋がりが確認されています。

運営元の住所不備、非現実的な謳い文句に加え、問題のある人物との連携が確認されることは、プロジェクト全体の透明性や安全性をさらに疑わしくする決定的な要因となります。

結論:ZAKZAK(ザクザク)プロジェクトへの参加は強く非推奨

ZAKZAKプロジェクトに関する検証結果を総括し、参加を強く非推奨と判断する理由は以下の通りです。

  • 運営元の信頼性欠如: 賃貸マンションの住所、部屋番号の不記載、Gmailの使用など、企業の透明性が極めて低い。
  • 約束の非現実性: 10分〜30分の作業で即日30万円は達成不可能であり、誇大広告の可能性が高い。
  • ビジネスモデルの脆弱性: 中核のAmazon無在庫販売は規約リスクが高く、アカウント停止の危険性をシステムで回避できる保証がない。
  • 費用の高騰リスク: 14.8万円の参加費は氷山の一角であり、その後に高額な追加プランへ勧誘される「バックエンド商法」のリスクが潜んでいる。
  • 実績と評判の不在: 発起人の実績に根拠がなく、「稼げた」という信頼できる参加者の口コミも存在しない。

これらの事実から、白石正人氏のZAKZAK CLUBに参加しても、宣伝のように簡単に稼げず、高額な費用と時間を無駄にする結果に終わる可能性が非常に高いと結論付けます。

安全な副業を探すのであれば、まず初期費用やリスクの低いものから始め、実際に稼げたという信頼できる口コミが多数存在する、透明性の高い案件を選ぶことを強くお勧めします。

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