あおきです

今回は「ハイランド」という宝くじ予想サイトを紹介します。このハイランドは ロト6、ロト7、ナンバーズなどの宝くじ当選番号を予想すると謳うこのサービスは、インターネット上で多くの口コミ評判を目にします。

「開始10日で2等が当たった」「手取り20万円から資産4,200万円に増えた」といった利用者の声が本当であれば、誰もが利用してみたいと思うはずです。しかし、果たして本当にこのような宝くじ予想サイトを信用して良いのでしょうか?

この記事では、ハイランドが詐欺と疑われる理由を、複数の観点から徹底的に検証していきます。安易な気持ちで有料サービスに手を出して後悔する前に、ぜひこの記事を最後までお読みください。

特定商取引法に基づく表記

販売業者:HIGH LAND
販売責任者:柳川ウィリアム
住所:東京都新宿区新宿1-36-2
電話番号:03-6807-4551
メールアドレス:info@h1gh-1and.com

※ 画像データとしてアップされています

最初の危険信号:特商法表記の隠蔽工作

まず、このビジネスが真っ当ではないと見抜く最大のポイントは、ウェブサイトに掲載されている「特定商取引法に関する表示(特商法表記)」です。日本の法律では、通信販売を行う事業者は、消費者がいつでも容易に確認できる場所に、事業者情報や連絡先を明記することが義務付けられています。これは、消費者を詐欺や悪質な商売から守るための重要なルールです。

しかし、ハイランドのサイトでは、この最も重要な情報が画像データとしてアップロードされています。なぜ彼らはこのようなことをするのでしょうか?

その理由は明白です。テキストデータであれば、消費者は事業者名をコピーしてインターネットで評判を調べたり、所在地や電話番号を検索して実態を確認したりすることができます。しかし、画像データにすることで、この重要な情報が検索エンジンの対象にならず、消費者が情報を能動的に探すのを妨げることができるのです。

これは単なる手抜きではありません。意図的に情報を隠蔽し、消費者が事前のリサーチを行うことを困難にさせる、非常に悪質で計算された手法なのです。まともな事業者は、決してこのような不誠実なやり方で顧客の信頼を損なうようなことはしません。この時点で、このビジネスが「怪しい」どころか、「悪質である」と断定してもよいでしょう。

特商法表記について

そこで、画像データとしてアップされていることで、信用性が損なわれている今回の特商法表記についてですが、そこには絶対に検索されたくない何かが隠されている、と考えるべきなのはわかってもらえたと思います。

この件を踏まえて、今回のハイランドの特商法表記について調べてみました。

まず、販売業者のHIGH LANDですが社名ではありません。法人登記情報がなく、実態が不明で、販売責任者の柳川ウィリアムは実在しない人物名である可能性が高いです。

そして住所として明示されている場所にはレンタルオフィスが存在します。

また、電話番号についても事業者情報が登録されていない電話番号です。トラブルが起きても連絡が取れない可能性が高いです。それ以前に特商法表記を画像としてアップされている段階で、検索されたくない何かがそこに隠されていることは容易に想像できるわけで、実際調べてみると、やはり知られたくないものがあったということです。もうこの時点で案件としては信用できるものではないと言い切っていいでしょう。

宝くじ予想サイトは「当たる」のか?根本的な仕組みの誤解

今回のハイランドは番号選択式の宝くじの当選番号を予想するサイトです。

この、番号選択式宝くじの当選番号は、ロト、ナンバーズいずれも抽選番号のボールは全て同じものが使用されています。過去の傾向で若干当選番号の偏りがあるようですが、それは偶然の範疇でありそこにロジックなどは存在いたしません。そのため、過去の当選データや傾向から次の数字を予測することは、科学的にも数学的にも不可能です。宝くじは、雷に打たれるよりも当選確率が低いと言われるほど非現実的なものです。

もし、特定のサイトが本当に継続的に高額当選を導き出せるのであれば、それはもはや宝くじではなく、そのサイトが持つ何らかのインサイダー情報か、あるいは単なる虚偽の主張ということになります。

「ハイランド」が謳う「独自の分析理論」や「プロの予想家」も、この根本的な確率論の前では意味をなしません。彼らが提供する情報に絶対的な保証はないのです。

有料情報への執拗な誘導と不透明な「実績」

ハイランドに登録すると、無料の情報だけでは物足りなくなり、最終的には1万円から4万円といった高額な有料情報へ誘導されます。この手法は、人間の「もっと良い結果が欲しい」という心理を巧みに利用しています。

彼らは、「直近の予想情報で98万円の宝くじが当たった」といった「的中実績」を誇らしげに広告します。しかし、これらの「実績」には、当選番号や購入場所、当選証明書といった、客観的に証明できる裏付けが一切ありません。ただ数字の羅列があるだけで、誰でも簡単に作成できる情報です。

サイト内をよく見ると、「ライターによる創作を含む情報」「あくまでフィクション」といった記載があります。これは、提供される情報が事実ではないことを自ら認めているに等しいのです。にもかかわらず、高額な有料サービスを購入させようとする行為は、悪質な詐欺と言われても仕方ありません。

一度有料情報を購入してしまうと、当選しなかった場合でも、運営元は一切返金に応じてくれません。利用規約にはその旨が明確に記載されており、自己責任投資するしかない状況に追い込まれます。これは、利用者を守るための特定商取引法の精神に反する行為と言えるでしょう。

ネット上の評判とステマ(ステルスマーケティング)の存在

インターネット上には、「ロト6で2等1,600万円が当たった」といったハイランドを絶賛する口コミが多数存在します。しかし、これらの多くはステマ(ステルスマーケティング)である可能性が高いです。

ステマとは、企業が金銭を支払って自社に都合の良い口コミ評判を第三者に書かせる行為です。一見すると利用者の声に見えますが、実は広告であり、情報の信憑性は皆無です。

もし、本当に素晴らしい宝くじ予想サイトであれば、利用者が自発的に良い口コミを投稿するはずです。自らステマを依頼してまで評判を良く見せなければならないのは、サービスそのものに問題があることの裏返しと言えます。

まとめ:なぜハイランドは詐欺と言われても仕方ないのか?

ハイランドのような宝くじ予想サイトは、宝くじでの成功を望む人々の心理を巧みに利用したビジネスです。彼らは「当たるかもしれない」という人々の希望に付け込み、根拠のない予想情報高額で売りつけています。

もし、本当に当選番号を当てる能力があるなら、不特定多数の人に情報を有料で提供する必要などありません。自分たちだけで宝くじを購入し、悠々自適に暮らせるはずです。それをせず、情報料で稼いでいるという事実が、このビジネスモデルの詐欺性を物語っています。

そもそも、宝くじはギャンブルであって、その結果は自己責任で完結するものです。自ら予想をして「当選すれば儲けもの」くらいのスタンスで参戦するのが、精神衛生上的には良いかと思います。他所の予想に乗っかって参加するギャンブルというのはどういう結果になろうと、責任の所在が曖昧になってしまいます。正直に言うとこういった業者に責任を求めるのが一番ダメなやつです。

結論と今後の行動

ハイランド宝くじ予想サイトへの投資は、確実に稼げる保証がどこにもない、極めてリスクの高い行為です。大切な時間とお金を無駄にしないためにも、以下のアドバイスを強く推奨します。

  • ハイランドの利用を控える:安易な気持ちで登録したり、有料情報に手を出したりしないでください。
  • 宝くじは娯楽と割り切る:宝くじはあくまで運試しです。サイトの予想を信じて大量購入することは避けて、生活に支障のない範囲で楽しみましょう。
  • より建設的な副業を探す宝くじ予想サイトに費やすお金と時間は、スキルアップのための勉強や、信頼できる副業を探すことに使いましょう。そちらの方が、確実に収入を増やすことができます。

この記事が、ハイランド危険性を理解し、詐欺から身を守るための一助となれば幸いです。

人生逆転!元ブラック企業社員が叶えた「働かない」という夢

かつて100万円を無駄にした私が、なぜ今『働かない生き方』を実現できたのか。
その全貌を包み隠さずお話しします。
もう遠回りしたくないあなたへ。

LINEステップで続きを見る