あおきです。

お金の新常識」という副業案件がインターネット上で話題になっています。広告では「1日5分で月10万円」といった魅力的な言葉が並び、多くの人々がその内容に興味を抱いています。しかし、その実態は本当に謳い文句通りなのでしょうか?

本記事では、「お金の新常識」に実際に登録し、その中身を徹底的に調査しました。その結果、明らかになったのは、無数の危険性でした。この記事を読んでいるあなたが、被害に遭うことのないよう、その手口と潜むリスクを詳しく解説します。

特定商取引法に関する表示

確認できす
URL:https://newrule7.com/

特商法表記が確認できません。

まずは悲しいお知らせから。
今回のお金の新常識ですが特商法表記が確認できません。

これは、単なる記載漏れではなくこの案件が極めて危険な詐欺である可能性を強く示唆しています。

なぜ「特商法表示がない」と、危険なのか?

特定商取引法は、オンラインでの取引など、消費者が事業者の顔を見ずに契約する際に消費者を悪質な商取引から守るために制定された法律です。

この法律は、事業者に対して以下の重要な情報の開示を義務付けています。

事業者の氏名(名称):誰がこのサービスを提供しているのか。
住所:どこに拠点を置いているのか。
電話番号:連絡を取れる手段はあるのか。
代表者名:責任者は誰なのか。
販売価格:商品やサービスの価格はいくらなのか。
代金の支払時期および方法:いつ、どのように支払うのか。
商品の引渡時期:いつ商品やサービスを受け取れるのか。
返品・交換に関する事項:もし問題があった場合、どうすればいいのか。
商品の欠陥に関する事項:不具合があった場合の対応はどうか。

これらの情報が明確に記載されていない場合、その事業者は「実態不明」であり、「何かトラブルがあったときに逃げ隠れする意図がある」と、見なされても仕方がありません。

特商法表示がないことの危険性は、計り知れないほど大きいのです。

責任の所在が不明確で、泣き寝入りする可能性が高い:特商法表記が確認できないということは、何か問題が発生したとしても、誰がこの案件を運営しているのか、どこに連絡すればいいのか、全く分かりません。返金を求めようにも、相手が不明なため、どこに責任を追及すれば良いのかも分からず、結局泣き寝入りせざるを得ない状況に陥るでしょう。

法的な保護が受けられない:特商法は、消費者が被害に遭った際に、法的な手続きを進める上での重要な根拠となります。しかし、事業者がこの法律の義務を遵守していない場合、消費者側が法的な救済を受けることが極めて困難になります。これは、消費者を守るための法律が機能しないことを意味します。

詐欺グループの常套手段:残念ながら、詐欺グループは意図的に特商法表示を行いません。これは、自分たちの身元を隠蔽し、被害者からの追跡を困難にするための巧妙な手口です。
身元が特定されなければ、詐欺行為を繰り返しても逮捕されるリスクを減らせると考えているのです。

信頼性がゼロ:もしその案件が合法で真っ当なビジネスを行っているのであれば、当然のように法に則った情報開示を行います。それができていない時点で、その事業の信頼性はゼロと判断すべきです。運営元が誰かも分からないのに、安心して利用できるはずがありません。

「運営元が誰かもわからないのに、安心して利用できるわけがない」という直感はまさにその通りです。特商法表示の有無は、その副業案件が信頼できるかどうかを判断する上で、最も重要なチェックポイントの一つと言えるでしょう。

「お金の新常識」の概要と誇大広告の罠

「お金の新常識」は、以下のようなキャッチフレーズでユーザーの関心を引いています。

  • 1日たった5分で最低10万円
  • 安心安全な副業サービスの紹介
  • 圧倒的高収入な副業サービス
  • 総額10億円の山分けキャンペーン

これらの言葉は、特に副収入を求めている人や、経済的な不安を抱えている人にとっては非常に魅力的に映ります。しかし、冷静に考えてみてください。「1日たった5分で、何もせずにお金が稼げる」という話は、果たして現実的でしょうか?

調査の結果、これらの謳い文句には、具体的なビジネスモデルや収益発生の仕組みが一切記載されていませんでした。具体的な根拠や実績が示されないまま、「最低10万円」といった誇大表現が多用されているのは、典型的な悪質案件の特徴です。

なぜ誇大広告を使うのか?

その目的はただ一つ、「具体的な内容を隠し、ユーザーを次のステップ(LINE登録など)へと誘導する」ためです。詳細な情報が書かれていないことで、ユーザーは「続きはLINEで」という誘導に従いやすくなります。これが、悪質な案件が最初に仕掛ける罠なのです。

LINEアカウントの不審なたらい回しとその目的

「お金の新常識」のサイトからLINEに登録すると、以下のような不審な誘導が始まります。

  1. 「マサト」という人物のアカウントに登録
  2. 「マサト」から、さらに「大石麻衣」と「LINKS」という二つのLINEアカウントを追加するよう指示

これは、一体なぜでしょうか?

理由1:アカウント凍結対策

LINEは利用規約に違反するアカウントを厳しく取り締まっています。特に、詐欺やスパム行為を行うアカウントはすぐに凍結されます。複数のアカウントを用意し、ユーザーをたらい回しにすることで、一つのアカウントが凍結されても、別のルートで誘導を続けられるようにしているのです。

理由2:ターゲットの選定(カモリストの作成)

「マサト」→「大石麻衣」→「LINKS」と複数のアカウントを登録していくユーザーは、運営者側から見て「誘導に乗りやすい」「騙されやすい」と判断されます。のような手法は、詐欺師が「カモリスト」を作成する際によく使われる手口です。複数のアカウントを登録するほど、あなたはより危険なターゲットとみなされてしまうのです。

口座情報の入力は絶対にNG!個人情報悪用のリスク

「LINKS」というアカウントにたどり着くと、以下のようなメッセージが送られてきます。

お客様番号の合致を確認いたしましたので 続きましてご送金先のご設定を行います。

【口座紹介番号】315B7
【銀行名】
【支店名】
【口座番号】
【名義人氏名】 以上5点に了承のご連絡をご返送下さい。

これは、絶対に情報を入力してはいけません。

なぜ危険なのか?

  1. 個人情報の流出リスク: LINE上で銀行口座情報のような重要な個人情報をやり取りすること自体が、情報漏洩のリスクを伴います。
  2. 悪用される可能性: 入力された口座情報は、別の詐欺案件に名簿として売買されたり、フィッシング詐欺に利用されたりする可能性があります。
  3. 「お金を払わせる」ための前段階: 多くの悪質案件は、この後「当選金を受け取るための手数料」「送金手続きのための保証金」など、様々な名目で金銭を要求してきます。

「お金の新常識」の最終的な目的は、あなたの個人情報を得ること、そしてそれを悪用して金銭を騙し取ることです。

特殊詐欺の手口と「お金の新常識」の関連性

「お金の新常識」は、俗にいう「支援金詐欺」や「当選金詐欺」に分類される可能性が非常に高いです。

支援金詐欺の典型的な手口

  • 甘い言葉で誘導: 「あなたに高額な支援金が当たった」「この副業で高収入が稼げる」といった言葉でユーザーを信じ込ませる。
  • 手数料を要求: 「支援金を受け取るには、手数料が必要」「口座開設のための費用を先に支払ってほしい」といった名目で金銭を要求する。
  • 要求がエスカレート: 一度お金を払ってしまうと、「手続きに不備があった」「さらに別の手数料が必要」などと、次から次へと金銭を要求し続けます。

もちろん、言われた通りにお金を払ったところで、当選金や支援金が振り込まれることは決してありません。

運営者情報と口コミの信頼性をチェック

特商法に基づく表記の有無

特商法(特定商取引法)とは、消費者トラブルを防ぐための法律です。有料で商品を販売する場合、事業者名、所在地、連絡先などを明記する義務があります。

「お金の新常識」は、現状は「無料オファー」であるため、法的には特商法に基づく表記は必須ではありません。しかし、お金が絡む案件で運営者の情報が一切不明なのは、信頼性の観点から見ても非常に問題です。

口コミ・評判の信頼性

インターネット上で「お金の新常識」の口コミを調べると、以下のような自作自演と推測される口コミが散見されます。

「専業主婦でしたが夫が病気で…参加したところ、10万円、20万円と順調に稼げるようになりました。毎日が楽しいです。」

このような口コミは、具体的な内容がなく、感情的な表現ばかりが目立ちます。一方、実際に被害に遭った人や、この案件を検証している第三者による信頼性の高い口コミはほとんど見つかりませんでした。

この調査から分かること

  • 運営者が自ら良い評判を捏造している可能性が高い。
  • 実際に稼げた人が存在しないため、本当の口コミが出てこない。

まとめ:なぜ「お金の新常識」は危険なのか?

今回の調査を通じて、「お金の新常識」は、以下のような理由から非常に危険な案件であると結論付けました。

誇大広告:具体的なビジネスモデルを隠し、ユーザーをLINEへ誘導する。
具体的な内容がない案件は信憑性に欠ける。

不審な誘導:複数のLINEアカウントをたらい回しにすることで、ターゲットを選定する。
誘導に安易に乗ると、危険なリストに載ってしまう。

情報詐取:最終的に銀行口座などの個人情報を入力させようとする。
絶対に個人情報を入力してはならない。

特殊詐欺:「お金がもらえる」と信じ込ませ、最終的に手数料などの名目で金銭を騙し取る。
最終目的は金銭的な被害を与えることにある。

運営者不明:特商法表記がなく、運営元が不明で信頼できない。
運営元が不明な案件は、トラブル時の追跡が不可能。

【最終結論】

お金の新常識」は、登録しても金銭を稼ぐことはできません。それどころか、個人情報を抜き取られたり、詐欺に遭い金銭的な被害に巻き込まれるリスクが非常に高いです。

当サイトとしては、この案件への参加・登録は一切推奨しません。もしあなたがこの案件に興味を持っていたのであれば、今すぐ関わることをやめ、信頼できる副業や投資について改めて情報収集することをお勧めします。

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