あおきです。
今回は株式会社ランスが提供する写真を送ってAIが収益化という副業案件を紹介します。
「スマホで写真を送るだけで稼げる」という甘い謳い文句で宣伝されている株式会社ランスの「写真を送ってAIが収益化」。この副業案件は本当に安全に稼げるのでしょうか?それとも副業詐欺の危険が潜んでいるのでしょうか?当ブログでは、皆さんが被害に遭わないよう、この案件の怪しい実態と危険性を徹底的に深掘りして解説します。
特定商取引法取引法に基づく表記
会社名:株式会社ランス
代表者:福原浩一
住所:〒162-0065 東京都新宿区住吉町9-8かつよしビル401
電話番号:03-5931-0843
メールアドレス:info@corp-lance.co.jp
※ 画像データとしてアップされています
最初の危険信号:特商法表記の隠蔽工作
まず、このビジネスが真っ当ではないと見抜く最大のポイントは、ウェブサイトに掲載されている「特定商取引法に関する表示(特商法表記)」です。日本の法律では、通信販売を行う事業者は、消費者がいつでも容易に確認できる場所に、事業者情報や連絡先を明記することが義務付けられています。これは、消費者を詐欺や悪質な商売から守るための重要なルールです。
しかし、写真を送ってAIが収益化のサイトでは、この最も重要な情報が画像データとしてアップロードされています。なぜ彼らはこのようなことをするのでしょうか?
その理由は明白です。テキストデータであれば、消費者は事業者名をコピーしてインターネットで評判を調べたり、所在地や電話番号を検索して実態を確認したりすることができます。しかし、画像データにすることで、この重要な情報が検索エンジンの対象にならず、消費者が情報を能動的に探すのを妨げることができるのです。
これは単なる手抜きではありません。意図的に情報を隠蔽し、消費者が事前のリサーチを行うことを困難にさせる、非常に悪質で計算された手法なのです。まともな事業者は、決してこのような不誠実なやり方で顧客の信頼を損なうようなことはしません。この時点で、このビジネスが「怪しい」どころか、「悪質である」と断定してもよいでしょう。
特商法表記について
そこで、画像データとしてアップされていることで、信用性が損なわれている今回の特商法表記についてですが、そこには絶対に検索されたくない何かが隠されている、と考えるべきなのはわかってもらえたと思います。
この件を踏まえて、今回の写真を送ってAIが収益化の特商法表記について調べてみました。
まず、運営会社である株式会社ランスですが法人登記は確認できました。
しかし、設立は昨年の10月と非常に新しく、さらに短期間のうちに2回も住所を変更していることが判明しました。会社の住所変更は珍しいことではありませんが、設立間もない会社が立て続けに住所を変更するのは、企業の安定性や健全性に不安を抱かせます。
また、記載されている所在地「東京都新宿区住吉町9-8かつよしビル401」を検索し、建物の外観を確認したところ、月30万円もの収益を謳うビジネスの拠点としては、あまりにも簡素で小規模な賃貸ビルでした。
これは、高額な利益を生み出す事業を行っている企業の実態とはかけ離れた印象を与えます。
「写真を送ってAIが収益化」とは?魅力的な謳い文句の裏に潜む不透明さ
この副業案件は、代表の福原浩一氏が率いる株式会社ランスが提供しています。「あなたの写真が収益になる」「自動で収益化、面倒な作業なし」「初心者でも簡単に稼げる」といった言葉で、手軽に高収入が得られるかのように宣伝されています。
しかし、これらの魅力的な言葉の裏で、具体的なビジネスモデルや収益が発生する仕組みについては一切説明がありません。これが、この怪しい副業を検証する上で最も重要なポイントとなります。
「写真を送ってAIが収益化」の実際の流れと悪質な高額請求の実態
宣伝ページでは、「無料アプリをインストール」「AIに写真を送信」「35,000円受け取り」という、誰もが飛びつきそうな簡単な3ステップが提示されています。
しかし、実際にLPからLINEアカウントに登録すると、「【公式】FLEX JOB」という別のアカウントに誘導されます。ここでも依然として、「写真を送るだけで稼げる」という漠然とした説明に終始し、具体的に「なぜ、どのように収益が生まれるのか」という最も重要な仕組みについては一切触れられません。
2,000円の初期費用と個人口座への振込
そして、この副業に参加するためには、2,000円の初期費用を支払う必要があることが判明しました。さらに問題なのは、その振込先として指定されたのが、法人であるはずの株式会社ランスではなく、個人名義の口座であったことです。これは企業取引としては極めて異例かつ不自然であり、資金の流れの不透明さを際立たせます。安易な気持ちで2,000円を支払ってしまうと、取り返しのつかない事態に陥る可能性があります。
待っていたのは高額な「せどり」と執拗な電話勧誘
2,000円を支払った後にようやく案内される「仕事」は、LPで謳われていたような「写真を送るだけ」の簡単なものではありませんでした。実際には、アプリを使った写真販売や、商品を仕入れてオンラインプラットフォームで販売する、いわゆる「せどり」といった内容でした。
そして、ここからが本題です。一度足を踏み入れてしまうと、次は電話による執拗な高額プランへの勧誘が始まります。そのプラン費用は最低でも10万円以上、最高で100万円以上という、初心者には到底手が出せないような超高額な設定です。最初の2,000円という安価な入り口で顧客を引き込み、段階的に高額な商材へと誘導する、典型的な「悪質な高額商材」の手口が見て取れます。
口コミ・評判はゼロ!「稼げない副業」である明白な証拠
「写真を送ってAIが収益化」に関する口コミや評判を徹底的に調査しましたが、現時点(2025年7月31日)で**「実際に稼げた」という肯定的な声は、残念ながら1件も確認できませんでした。**
LPに表示されている「現在270名が参加中」といった数字も、単なる適当なカウンターアプリによるものであり、信頼性は皆無です。このような実績のなさ、肯定的な副業の評判が全く見当たらないという事実は、この副業が「稼げない副業」である動かぬ証拠と言えるでしょう。
株式会社ランスの「写真を送ってAIが収益化」のまとめ
これまでの綿密な調査結果から、株式会社ランスが提供する**「写真を送ってAIが収益化」**は、以下の極めて危険な要素を複数抱えているため、参加を強く、そして断固として推奨しません。
- 仕事内容が極めて不透明で、誇大広告の可能性が高い。
- 初期費用の振込先が個人名義であり、企業の信頼性を損なう。
- 特商法表記が画像データであり、情報開示の透明性が低い。
- 安価な入り口から高額なプランへの悪質な誘導が存在する。
- 実際に稼げたという実績や口コミが一切確認できない。
- 明確な収益モデルが提示されておらず、稼げる根拠が全くない。
このような怪しい副業案件に安易に手を出してしまうと、貴重な時間とお金を無駄にするだけでなく、精神的な負担を負う可能性もあります。安全な副業を見極める目を養い、常に冷静な判断を心がけることが、副業選びにおいて最も重要です。
人生逆転!元ブラック企業社員が叶えた「働かない」という夢
かつて100万円を無駄にした私が、なぜ今『働かない生き方』を実現できたのか。
その全貌を包み隠さずお話しします。
もう遠回りしたくないあなたへ。