あおきです。

「スマホで月100万円以上稼げる」「優良在宅ワークランキング1位」といった甘い謳い文句で、多くの副業希望者を惹きつけている「スワイプワイヤーカンパニー」。しかし、その実態は本当に信頼できるものなのでしょうか?

この記事では、ネット上の評判や口コミを検証し、実際にLINEに登録して潜入調査した結果を基に、この副業案件の危険性を徹底的に解説します。もしあなたが「スワイプワイヤーカンパニー」に興味を持っているなら、この記事を最後まで読んで、そのリスクを十分に理解してください。

特定商取引法に基づく表記

販売者名:SwipeWire Company [スワイプワイヤーカンパニー]
住所:9th Floor JGRC Building ,Rm 301 ,306 General Maxilom Avenue Cebu City ,Philippines 6000
販売責任者:鈴木 修(CEO)

特定商取引法に基づく表記と住所の謎:なぜ海外に?

信頼できる企業であれば、必ず特定商取引法(特商法)に基づく表記を公式サイトに掲載しています。この法律は、消費者保護の観点から、事業者の名称、住所、連絡先などを明記することを義務付けています。

「スワイプワイヤーカンパニー」も、特商法に基づく表記を掲載していました。よく見ると、連絡する手段がありません。連絡先が全く持って明示されていないのです。なんかやましいことでもあるのか、と思ったのですがこの住所を詳しく調べてみると、フィリピンのセブシティであることが判明しました。しかし、この住所を検索しても、実在する建物の情報は見つかりません。

このことから、以下の可能性が考えられます。

  1. 架空の住所を記載している
  2. 実在するが、会社が存在しない(私書箱などの可能性も)

悪質な業者が日本の警察の捜査から逃れるため、わざと海外の住所を記載するケースは非常に多いです。もし本当に日本国内で事業を行っている企業であれば、日本の住所を記載するのが一般的です。海外の住所を記載している時点で、この会社が合法的なビジネスを行っていない可能性は非常に高いと言えるでしょう。

「スワイプワイヤーカンパニー」の販売責任者である「鈴木修」という人物に関しても、ネット上で検索しても信憑性のある情報はほとんど見つかりません。実際に鈴木修氏の名前で検索をするとスズキ株式会社元相談役の鈴木修氏がヒットします。

これは、ある種の検索逃れ工作という考え方ができますし、そもそも彼が実在しない人物であるか、あるいは実在する人物であっても、その経歴を隠していることを示唆しているという考え方もできます。

公式サイトの謳い文句に潜む罠:優良企業か、それとも…

まず、公式サイトに書かれている内容から見ていきましょう。

  • 2022年優良在宅ワークランキング1位獲得
  • 自宅や外出先でも取り組める副業を案内
  • 専任のスタッフによるサポートがある
  • 月収100万円以上続出
  • 参加は20歳以上

これらの魅力的な言葉は、一見すると非常に優良な副業に思えます。しかし、冷静に考えてみると、いくつかの疑問点が浮かび上がってきます。

まず、「優良在宅ワークランキング1位」という記載です。このようなランキングを公平に評価し、発表している公的な機関や信頼性の高いメディアは、通常存在しません。多くの場合、このようなランキングは、集客のために業者自身が勝手に作ったものである可能性が高いのです。

次に、「スマホだけでいきなり月収100万円以上稼げる」という点。これは、副業や投資の世界に精通している人から見れば、非常に非現実的な数字です。特別なスキルや経験、多大な努力なしに、短期間でこれほどの収益を得ることはまず不可能です。甘い言葉で高額な報酬を約束する案件には、必ず裏があると考えて警戒する必要があります。

また、公式サイトにはメリットばかりが強調され、デメリットやリスクについて一切触れられていません。サポート体制が充実していると書かれていても、その実態がどうなのかは不明です。こうした情報は、怪しい副業案件によく見られる共通の特徴です。

潜入レポート:LINE登録から見えてきた不審な手口

公式サイトの不審な点を確認した私たちは、さらに詳しい情報を得るため、実際に「スワイプワイヤーカンパニー」のLINEアカウントに登録してみました。

公式ページから登録ボタンを押すと、「総合案内」というアカウントが出てきます。これを追加すると、すぐに以下のようなメッセージが送られてきました。

「今がチャンスの超優良案件です!」というメッセージとともに、新たなLINEアカウントへ誘導するURLが送られてきたのです。通常、まともな企業であれば、いきなり複数のアカウントに登録させるようなことはしません。この時点で、何か不審な意図があると感じざるを得ませんでした。

次に登録したのが、「サポート鈴木」というアカウントです。このアカウントからは、「青山悠月(ゆずき)」という女性経営者の話し相手になるという、奇妙な案件を紹介されました。そしてまた、彼女のLINEアカウントへと誘導されるのです。

「青山悠月」の正体:寄付金名目で電子マネーを要求する詐欺の手口

青山悠月」と名乗る人物とやり取りを始めると、話は意外な方向へと進んでいきます。最終的に彼女は、「寄付金を受け取るための手数料」として電子マネーを支払うように要求してくるのです。

ここで、冷静に考えてみましょう。顔も知らない相手に寄付金を渡す経営者など、存在するでしょうか?青山悠月」は、存在しない寄付金の話をでっち上げ、それを受け取るための手数料という名目で電子マネーを騙し取ろうとする、典型的な詐欺の手口です。

この種の詐欺は、一度でもお金を支払ってしまうと、終わりがありません。

  • 「手数料が足りない」
  • 「システムエラーで支払いが完了しなかった」
  • 「追加で保証金が必要になった」

など、次から次へと新たな名目で請求を繰り返してきます。被害者の全財産が尽きるまで、請求は止まることがないのです。

LINEで「電子マネーを支払ってください」と要求された時点で、どのような名目であれ、それは詐欺である可能性が極めて高いと判断してください。

まとめ:スワイプワイヤーカンパニーに近づいてはいけない理由

この記事では、「スワイプワイヤーカンパニー」の副業案件が持つ危険性を徹底的に検証してきました。

  • 公式サイトの謳い文句は信憑性が低い:「優良在宅ワークランキング」や「月収100万円」といった言葉は、典型的な詐欺案件に共通する特徴です。
  • 不審な誘導手法:LINEで次々と別アカウントへ誘導する手口は、情報収集が困難になるように仕組まれたものです。
  • 電子マネー詐欺の可能性:「青山悠月」と名乗る人物からの電子マネー請求は、寄付金詐欺の典型的な手口です。一度支払うと、次々と新たな請求が繰り返されます。
  • 特商法の記載が不透明:フィリピンの架空の住所が記載されていることから、日本の法律から逃れようとしている可能性が高いです。

これらの検証結果から、「スワイプワイヤーカンパニー」は、公式サイトに書かれているような「安心して稼げる副業」ではないと断言できます。むしろ、副業希望者から電子マネーを騙し取ろうとする、極めて悪質な詐欺案件である可能性が高いです。

副業を始めたいと考えている方は、甘い言葉に惑わされず、その案件が本当に安全で信頼できるものなのか、複数の情報源から慎重に判断することが重要です。

もしあなたが「スワイプワイヤーカンパニー」に関して何らかの被害に遭った、あるいは詳細な情報を持っている場合は、最寄りの消費者センターや警察に相談することを強くお勧めします。

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