マリーゴールドは怪しい副業？詐欺・危険性から口コミ・評判まで徹底解説

あおきです。

今回は「マリーゴールド」という副業案件がどのようなものか、その宣伝文句の裏に隠された実態を、多角的な視点から詳細に検証していきます。この徹底調査は、読者の皆様が同様の副業詐欺に惑わされることなく、安全な副業選択をするための手助けとなることを目的としています。マリーゴールドの怪しい点や危険性について、評判や口コミを交えながら解説します。

特定商取引法に関する表示

確認できす
ＵＲＬ：https://rsgsa.life/marigold/

特商法表記が確認できません。

まずは悲しいお知らせから。
今回のマリーゴールドですが特商法表記が確認できません。

これは、単なる記載漏れではなくこの案件が極めて危険な詐欺である可能性を強く示唆しています。

なぜ「特商法表示がない」と、危険なのか？

特定商取引法は、オンラインでの取引など、消費者が事業者の顔を見ずに契約する際に消費者を悪質な商取引から守るために制定された法律です。

この法律は、事業者に対して以下の重要な情報の開示を義務付けています。

事業者の氏名（名称）：誰がこのサービスを提供しているのか。
住所：どこに拠点を置いているのか。
電話番号：連絡を取れる手段はあるのか。
代表者名：責任者は誰なのか。
販売価格：商品やサービスの価格はいくらなのか。
代金の支払時期および方法：いつ、どのように支払うのか。
商品の引渡時期：いつ商品やサービスを受け取れるのか。
返品・交換に関する事項：もし問題があった場合、どうすればいいのか。
商品の欠陥に関する事項：不具合があった場合の対応はどうか。

これらの情報が明確に記載されていない場合、その事業者は「実態不明」であり、「何かトラブルがあったときに逃げ隠れする意図がある」と、見なされても仕方がありません。

特商法表示がないことの危険性は、計り知れないほど大きいのです。

責任の所在が不明確で、泣き寝入りする可能性が高い：特商法表記が確認できないということは、何か問題が発生したとしても、誰がこの案件を運営しているのか、どこに連絡すればいいのか、全く分かりません。返金を求めようにも、相手が不明なため、どこに責任を追及すれば良いのかも分からず、結局泣き寝入りせざるを得ない状況に陥るでしょう。

法的な保護が受けられない：特商法は、消費者が被害に遭った際に、法的な手続きを進める上での重要な根拠となります。しかし、事業者がこの法律の義務を遵守していない場合、消費者側が法的な救済を受けることが極めて困難になります。これは、消費者を守るための法律が機能しないことを意味します。

詐欺グループの常套手段：残念ながら、詐欺グループは意図的に特商法表示を行いません。これは、自分たちの身元を隠蔽し、被害者からの追跡を困難にするための巧妙な手口です。
身元が特定されなければ、詐欺行為を繰り返しても逮捕されるリスクを減らせると考えているのです。

信頼性がゼロ：もしその案件が合法で真っ当なビジネスを行っているのであれば、当然のように法に則った情報開示を行います。それができていない時点で、その事業の信頼性はゼロと判断すべきです。運営元が誰かも分からないのに、安心して利用できるはずがありません。

「運営元が誰かもわからないのに、安心して利用できるわけがない」という直感はまさにその通りです。特商法表示の有無は、その副業案件が信頼できるかどうかを判断する上で、最も重要なチェックポイントの一つと言えるでしょう。

「毎週88,000円」の甘い誘惑と矛盾

マリーゴールドのウェブサイトを開いて最初に目に飛び込んでくるのは、「毎週88,000円があなたのスマホに自動チャージ」という驚くべき宣伝文句です。この金額は、副業としては破格であり、多くの人々にとって魅力的な響きを持つでしょう。しかし、この時点で既にいくつかの矛盾点が存在します。まず、ウェブサイト内の別の箇所では、この金額が「毎日88,000円」と記載されているのです。毎週と毎日では、その金額に雲泥の差があり、一貫性のない説明は、サービスの信頼性を根本から揺るがす重大な問題と言えます。

さらに、「ダウンロード無料」「サポート永年無料」といった好条件が提示されていますが、その一方で、収益を生み出す具体的な仕組みや、その実現可能性に関する説明は一切ありません。なぜアプリをダウンロードするだけで、これほど高額な収益が自動的に発生するのか。その根拠が示されないまま、「無料で簡単に稼げる」という耳障りの良い言葉だけが羅列されています。このような抽象的で非現実的な宣伝文句は、マリーゴールドが詐欺案件である可能性を示唆しています。

「副業」としての正当性と仕組みの欠如

マリーゴールドが「副業」として成立するのか、という点にも深刻な疑問符がつきます。一般的な副業は、何らかの作業や労働の対価として報酬が発生するものです。しかし、マリーゴールドは「アプリを入れるだけ」で稼げると主張しており、副業の基本的な概念から逸脱しています。どのような作業もせずに収益が発生するというのであれば、そのお金はどこから来るのでしょうか。収益を生み出す手段や方法について、サイト内には一切記載がありません。

仮に、見えない形で何らかの作業がアプリ内で行われるのだとしても、その内容を知らずに利用することは極めて危険です。もし、アプリの裏側でユーザーのスマートフォンが不正な目的で利用されていたとしたらどうでしょうか。安全性や合法性が確認できないサービスに、安易に個人情報やデバイスへのアクセスを許可するべきではありません。

さらに、サイト内には「副業サイトでも人気No.1」という記載がありますが、この主張を裏付ける公的なアンケート結果や調査データは、どれだけ検索しても見つかりません。出典が明確でないデータは、情報として信用できません。これは意図的に捏造されたものである可能性が高く、虚偽の情報を用いて利用者を欺こうとする悪質な手口であると結論づけることができます。

運営会社の不透明性がもたらすリスク

マリーゴールドにまつわる最大の危険性の一つは、運営会社の情報が一切開示されていないことです。高額な収益を自動チャージすると謳う、これほど大規模なサービスであれば、運営元が明確であることは当然の前提です。しかし、公式サイトには会社名、所在地、代表者名、連絡先など、事業運営に不可欠な情報が何一つ記載されていません。

この不透明性は、利用者に計り知れないリスクをもたらします。まず、サービスに何かトラブルが発生した場合、どこに連絡すれば良いのでしょうか。問い合わせ窓口がなければ、利用者側は何も手を打つことができません。金銭的な被害や個人情報の流出といった問題が起きても、泣き寝入りするしかない状況に陥る可能性があります。

信頼できるサービスは、必ず特定商取引法に基づく表記として、運営会社の情報を明確に開示しています。これが存在しない時点で、そのサービスは信頼するに値しないと判断すべきです。マリーゴールドのように運営元が不明なサービスは、背後に反社会的な勢力や詐欺グループが存在する可能性も否定できず、安易に個人情報を渡すことは危険です。

評判と口コミの分析：見つからない好意的な声

公式サイトには「ユーザー様のリアルな声」として、サービスに対する好意的な感想がいくつか掲載されています。しかし、これは運営側が都合の良い内容を掲載しているに過ぎず、客観的な評価とは言えません。

そこで、外部のSNSやブログ、口コミサイトなどでマリーゴールドの評判を検索してみました。しかし、驚くべきことに、好意的な内容の評判や口コミは一切見つかりませんでした。もし、本当に「毎週または毎日88,000円」という高額な収益が得られるのであれば、その話題は瞬く間に広がり、インターネット上で大きな注目を集めているはずです。

しかし、現実にはそのような話題は存在せず、むしろ「マリーゴールドは詐欺」「危険」といった警告記事が多数発見される状況です。この事実の乖離は、公式サイトの情報が虚偽であることを強く示唆しています。

登録後の実態：オプトインアフィリエイトという悪質な手口

実際にマリーゴールドに登録すると、その全貌が明らかになります。登録にはLINEアカウントが必要となり、合計3つのLINEアカウントを「友だち登録」するよう指示されます。

すると、これらのアカウントから次々と、別の副業案件の広告が配信されるようになります。これらの副業案件を詳しく調査すると、いずれも「危険、詐欺」という評価が多く、最終的には高額な契約や有料プランへの加入を求められるという、典型的な詐欺の手口が用いられているのです。

この一連の行為は、「オプトインアフィリエイト」という手法を悪用したものです。マリーゴールドは、「88,000円稼げる」という嘘の謳い文句で利用者を誘い込み、集めた個人情報（LINEアカウント）を使って、他の悪質な副業サイトの広告を配信しています。そして、利用者がその広告から悪質な副業サイトに登録することで、マリーゴールド側が広告主から報酬を得る仕組みです。登録者には一円も支払われず、紹介者だけが利益を得る構造――まさに「搾取」以外の何物でもありません。

【オプトインアフィリエイトとは？】 オプトインアフィリエイトとは、ユーザーにメールアドレスやLINEアカウントなどの登録を促し、その登録完了によって報酬が発生するアフィリエイトの一種です。悪質な業者の場合、登録された個人情報を利用して、次々と稼げない副業案件や情報商材などを送りつけ、最終的に金銭を騙し取ろうとするケースが多く見られます。

これはもはや、情報商材ビジネスの“裏口入学”と言えるでしょう。「副業」を謳って人を集め、その実態は「アドレス回収とステップメール営業」の温床。登録者は稼ぐどころか、自ら進んで詐欺まがいの副業案件のターゲットリストに飛び込んでいくようなものです。副業の皮を被ったリストマーケティング商法、その危険性は計り知れません。

つまり、マリーゴールドは、利用者を騙して悪質な副業サイトに誘導する「仲介役」に過ぎず、利用者が収益を得ることは一切ありません。むしろ、誘導された先で高額な「マニュアル代」や「有料プラン」を騙し取られ、大きな金銭的被害を被る危険性があるのです。