あおきです。

近年、「完全自動トレードシステム」や「国が認めた投資システム」といった魅力的なキャッチコピーを掲げる副業案件が散見されます。その中でも、米澤蓮氏が提唱するADVANCE(アドバンス)は、「1億円のもっと先へ」という挑戦的なスローガンとともに、「1取引63倍」「年間平均月利44%」といった驚異的な実績を謳い、多くのユーザーの関心を集めています。

ADVANCEは、「世界で初めて国が認めた完全自動トレードシステム」であると紹介されていますが、投資システムとしての実態、運営元の信頼性、そして費用体系には多くの疑問点が残ります。

本稿は、ADVANCEの実態を徹底的に検証し、その主張の信憑性を専門的な視点から精査することを目的とします。特に、株式会社oneの運営体制や、関係者の信頼性、そして「無料で始められる」という謳い文句の裏に隠された高額な費用について、客観的な証拠と論理に基づいて深掘りします。

このADVANCE(アドバンス)案件が、副業や投資を探す方にとって本当に利益をもたらすものなのか、それとも高いリスクを伴う怪しいシステムなのか。本記事を読み進めていただくことで、その結論が明確になるはずです。

特定商取引法に基づく表記

販売事業者:株式会社one
販売事業者所在地:〒108-0014 東京都港区芝5-1-12 KOWAビル5F
代表者または運営統括責任者:坪井 健
連絡先/TEL:TEL:03-6824-0904

特商法表記・法人登録情報から見る「株式会社one」の透明性

運営会社「株式会社one」の基本情報

ADVANCE(アドバンス)の運営元である株式会社oneについて、特商法表記と法人登録情報を照合し、その信頼性を検証します。

項目 特商法表記の内容 法人登録情報(登記記録) 考察ポイント
販売事業者 株式会社one
代表者 坪井 健
販売事業者所在地 〒108-0014 東京都港区芝5-1-12 KOWAビル5F 東京都港区芝5丁目1-12 地番は一致するが、ビル名・部屋番号の登記確認ができない
法人番号指定年月日 令和4年12月6日 設立日は比較的浅い。
本店所在地変更 令和5年10月5日(旧所在地:芝3丁目6-10) 約10ヶ月という短期間での所在地変更。

所在地の特定性と短期間での本店移転の懸念

上記の表から、運営元の情報には以下の重要な懸念点が見受けられます。

1. 所在地表記の差異と特定性の問題

特商法表記では「KOWAビル5F」と具体的に記載されているのに対し、法人登録情報では「東京都港区芝5丁目1-12」という地番のみが確認されています。

一般的に、都心部の地番には複数のビルや建物が建っているケースが多く、法人登記記録上の地番情報だけでは、株式会社oneがKOWAビルの5階を拠点としていることを、第三者が公的に確認することが困難です。特商法表記に具体的なビル名が記載されているにもかかわらず、その情報が登記記録で確認できない点は、企業の情報透明性の観点から懸念材料となります。

2. 短期間での本店所在地変更

株式会社oneは、法人として設立された令和4年12月6日からわずか約10ヶ月後の令和5年10月5日に本店所在地を変更しています。

悪評が集中し、集団訴訟などのリスクを抱える案件を提供する事業者が、追跡を困難にするために定期的に住所変更を繰り返す事例は過去にも確認されています。この短期間での移転は、後述する株式会社oneの過去の怪しい実績と照らし合わせても、企業行動の透明性に対する不信感を高める要因です。

ADVANCEの投資実態は「競馬」であり収益性は低い

ADVANCEは自動トレードシステムと謳われていますが、その実態は「競馬」を対象としたシステムです。競馬は公営ギャンブルの一つであり、投資とは本質的に異なります。

競馬における的中率の低さ

競馬は、競艇(120通り)、競輪(504通り)といった他の公営ギャンブルと比較しても、的中させる確率が最も低い対象です。一つのレースにおける馬券の組み合わせ総数は4,896通りにも上ります。

  • システムに頼る限界: どんなに高度なAIシステムであっても、レースにおける騎手のミス、馬の急な体調変化、天候によるコンディションの変化といった予期せぬトラブルを完全に予測することは不可能です。

  • 「国公認」の虚偽: 競馬はあくまでギャンブルであり、「国が認めた完全自動トレードシステム」という謳い文句は、システムを信頼させるための誇大な表現である可能性が高いです。

「無料」の嘘と参加必須の24万8,000円

ADVANCEは公式サイトなどで「まずは無料で始めよう」と誘導していますが、これは明らかに事実に反します。

高額な参加費用が必須

システムを利用するためには、「ADVANCE NEW WORLD」という専用コミュニティへの参加が必須であり、その費用として24万8,000円を支払う必要があります。

投資はあくまで自己資金で行うものですが、それ以前にシステム利用料として高額な費用を要求される点、「低リスク」を謳いながら高額な初期費用を必要とする点、そして重要な情報を事前に明示せず、メール登録後に小出しにする手法は、消費者に対する情報提供の透明性に欠けています。

開発者および運営元の信頼性

ADVANCEの信頼性を判断する上で、運営元である株式会社oneと、案件に関わる人物の過去の経歴を無視することはできません。

開発者:米澤蓮氏に関する情報の混同リスク

ADVANCEの開発者として紹介されている「米澤蓮」氏について検索を行った際、著名なプロゴルファーの米澤蓮選手がヒットし、情報が混同されやすい状況にあります。

このシステムの実績が真実であれば、開発者である米澤蓮氏は投資業界において高い知名度を誇るはずですが、彼の情報はADVANCE関連の検証記事以外でほとんど確認できません。検索結果でプロゴルファーが上位に表示される状況は、ADVANCE開発者としての米澤蓮氏の情報の乏しさを裏付けており、著名な同姓同名の人物を利用した誤認誘導イメージアップを狙っている可能性も否定できません。

開発者・米澤蓮氏とインタビュアー・大森敦弘氏の懸念

ADVANCEが謳うほどの驚異的な実績が真実であれば、開発者の米澤蓮氏はもっと広く知られているはずですが、彼の情報はADVANCE関連の検証記事以外でほとんど確認できません。

さらに、ADVANCEの動画にインタビュアーとして登場する大森敦弘氏は、過去に「即金獲得AI的中先生」「全自動10秒錬金ロボ」といった、詐欺まがいとして炎上した複数の投資案件に頻繁に登場している要注意人物です。同氏が関与する案件は、その信憑性について常に慎重な検証が必要です。

株式会社oneの過去の炎上案件

株式会社one自体も、ADVANCE以前に以下の悪質な投資案件を提供し、ユーザーから「詐欺」「稼げない」といった批判が多数寄せられ、炎上しています。

  • 即金獲得AI的中先生(ADVANCEと同じ競馬システム)
  • AI搭載即金ナビゲーター(ブックメーカー投資システム)

これらの過去の実績から見ても、株式会社oneが提供するシステムや情報が信頼に足るものとは言い難く、ADVANCE 詐欺といった酷評が集まっている現状は、過去の炎上案件の再来である可能性が高いと判断できます。

特許取得情報の誤解

ADVANCEは「特許取得ロジック搭載」として特許番号を掲載していますが、この情報も誤解を招きやすい点です。特許の取得基準は、その技術の「独自性」にあり、必ずしも「実行可能性」や「収益性」を保証するものではありません。特許を取得しているからといって、ADVANCEで確実に稼げるという論理は成立しません。

まとめ:米澤蓮のADVANCE(アドバンス)の最終判断

本検証の結果、米澤蓮氏のADVANCE(アドバンス)は、以下の理由から利用を強く推奨できないという結論に至ります。

  1. 実態は競馬: 「国公認の投資システム」ではなく、収益性の低いギャンブルである競馬が対象であり、安定的な利益を出すことは困難です。
  2. 高額な費用: 「無料で始める」という謳い文句は虚偽であり、システムの利用には24万8,000円という高額な参加費用が必須です。
  3. 運営元の信頼性: 運営元の株式会社oneは過去に複数の悪評が集中した案件を手掛けており、さらに短期間での本店所在地変更といった不透明な行動が見られます。また、関係者に詐欺案件への関与が確認された人物が含まれています。
  4. 外部評価: 外部の評判は「ADVANCE 詐欺」「稼げない」といった酷評が大多数を占めています。

安全かつ確実に収入を得たいと考える方は、このような高リスクで情報不透明性の高いシステムに資金と時間を投じるのではなく、堅実な副業情報や、実績と信頼性の明確な投資手法を選択することをおすすめします。

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