ウマミルの評判は嘘？有限会社ルーツの実態と的中率8割の闇を徹底検証

あおきです。

競馬ファンであれば、一度は「的中率80%超え」「高配当を安定提供」といった魅力的なキャッチコピーを目にしたことがあるでしょう。今回検証するのは、そんな甘い言葉を並べる競馬予想サイト「ウマミル」です。

結論から申し上げますと、当サイトの調査により、ウマミルの運営体制には不審な点が数多く見つかりました。大切なお金を投じる前に、必ずこの記事を最後まで読み、そのリスクを把握してください。

特定商取引法に基づく表記

販売業者：有限会社ルーツ　ウマミル
運営責任者：佐々木宏司
所在地：豊島区池袋3-34-7
電話番号：0570-002036
メールアドレス：info@uma-mill.jp

ウマミルの基本情報と運営会社の謎

まず、競馬予想サイトの信頼性を測る上で最も重要な「特定商取引法に基づく表記」をチェックします。

運営会社「有限会社ルーツ」の実態

競馬予想サイトの信頼性を測る上で、最も重要なのが「特定商取引法に基づく表記」です。ウマミルの販売業者として記載されている「有限会社ルーツ」について調査したところ、驚きの事実が判明しました。

法人登録が確認できない「架空組織」の疑い

驚くべきことに、この「有限会社ルーツ」という名称、国税庁の法人番号公表サイトなどで照合しても、ウマミルが主張する所在地での登録が確認できません。競馬情報サイトでは珍しく「株式会社・有限会社」を名乗っていますが、実態が伴っていないのであれば、それはユーザーを安心させるための「嘘の表記」である可能性が極めて高いと言えます。

182社がひしめく所在地「バーチャルオフィス」の罠

サイトに記載された所在地を深掘りすると、さらに不可解な点が浮き彫りになります。その住所には、なんと182社もの法人が登記されていることが分かりました。

これは典型的な「バーチャルオフィス（住所貸し）」、あるいは「登記用ビル」であることを示唆しています。実在するオフィスを構えず、実態のない運営を行っている組織が、万が一のトラブルの際に誠実な対応をすることはまず期待できません。

ナビダイヤルと独自ドメインの矛盾

連絡手段が「ナビダイヤル」である点も警戒すべきポイントです。メールアドレスこそ独自ドメインを取得して体裁を整えていますが、電話番号にナビダイヤルを採用するのは「所在地の特定を避けたい」「いつでも回線を遮断できるようにしたい」という悪質なサイトによく見られる傾向です。

誇大広告？「的中率8割」という数字の非現実性

ウマミルのセールスページには、以下のような強気な文言が並んでいます。

完璧な分析が生む「予想を超えた予測」
8割超えの的中率
驚異的な高配当と安定した即利益

しかし、冷静に考えてみてください。競馬は公営競技であり、テラ銭（控除率）を差し引かれた中で争うギャンブルです。

競馬に「絶対」や「8割」は存在しない

世界中のトップ馬券師やAIを駆使した投資グループであっても、恒常的に的中率80%を維持することは数学的にほぼ不可能です。もし本当に8割当たる手法が存在するなら、それを他人に数千円、数万円で売るでしょうか？

答えは「NO」です。自分で馬券を買えば、それだけで瞬く間に億万長者になれるからです。情報を売っているという事実は、「馬券で稼ぐよりも、情報料を騙し取るほうが確実で儲かる」という彼らの本音を物語っています。

的中実績と「会員様の声」に隠された捏造の可能性

多くのユーザーが騙されてしまうのが、サイト内に掲載されている「的中実績」や「感謝の声」です。しかし、これらには客観的な証拠が一切ありません。

証拠能力ゼロの数字の羅列

ウマミルの実績ページには「◯月◯日 ◯◯レース 3連単 ◯◯万円的中」といった数字が並んでいますが、肝心の「的中馬券の画像」や「PAT（ネット購入）の履歴画面」はどこにも掲載されていません。

これらはテキストデータであるため、運営者のさじ加減一つでいくらでも書き換えることが可能です。レースが終わった後に、当たった配当を実績として掲載する「後出しジャンケン」は、悪徳予想サイトの常套手段です。

自作自演が疑われる「会員の声」

「借金が返せました！」「ウマミルさんのおかげで生活が変わりました！」といった美談。これもまた、運営側が作成したフィクションである可能性を否定できません。本当に稼げているユーザーがいるのであれば、SNSや外部の掲示板で話題になるはずですが、ウマミルに関する好意的な口コミの多くは、広告収入目的の検証サイトによるものばかりです。