あおきです。
インターネット上で「Trade Collection(トレコレ)」という投資案件を見かけたことがあるかもしれません。これは「資産運用を0円からスタートでき、豊かな生活が実現できる」と謳い、2,000名以上のモニター参加者を突破したとする完全自動運用システムを無料で配布すると宣伝しています。
この案件の魅力的なアピールポイントは以下の通りです。
- 完全自動運用システム: 誰でも簡単に始められることを強調。
- 無料配布: 初期費用がかからない安心感を演出。
- 5万円分のボーナス: 参加への動機付けとなる大きな特典。
しかし、これらの謳い文句の裏には、様々な疑問点が隠されています。本記事では、実際にLINE登録から詳細な内容までを徹底的に検証し、Trade Collection(トレコレ)が本当に信頼できる案件なのか、その真相に迫ります。
特定商取引法に関する表示
確認できす
URL:https://cheertrade804.com/?afl=0_Smile
特商法表記が確認できません。
まずは悲しいお知らせから。
今回のTrade Collection(トレコレ)ですが特商法表記が確認できません。
これは、単なる記載漏れではなくこの案件が極めて危険な詐欺である可能性を強く示唆しています。
なぜ「特商法表示がない」と、危険なのか?
特定商取引法は、オンラインでの取引など、消費者が事業者の顔を見ずに契約する際に消費者を悪質な商取引から守るために制定された法律です。
この法律は、事業者に対して以下の重要な情報の開示を義務付けています。
住所:どこに拠点を置いているのか。
電話番号:連絡を取れる手段はあるのか。
代表者名:責任者は誰なのか。
販売価格:商品やサービスの価格はいくらなのか。
代金の支払時期および方法:いつ、どのように支払うのか。
商品の引渡時期:いつ商品やサービスを受け取れるのか。
返品・交換に関する事項:もし問題があった場合、どうすればいいのか。
商品の欠陥に関する事項:不具合があった場合の対応はどうか。
これらの情報が明確に記載されていない場合、その事業者は「実態不明」であり、「何かトラブルがあったときに逃げ隠れする意図がある」と、見なされても仕方がありません。
特商法表示がないことの危険性は、計り知れないほど大きいのです。
責任の所在が不明確で、泣き寝入りする可能性が高い:特商法表記が確認できないということは、何か問題が発生したとしても、誰がこの案件を運営しているのか、どこに連絡すればいいのか、全く分かりません。返金を求めようにも、相手が不明なため、どこに責任を追及すれば良いのかも分からず、結局泣き寝入りせざるを得ない状況に陥るでしょう。
法的な保護が受けられない:特商法は、消費者が被害に遭った際に、法的な手続きを進める上での重要な根拠となります。しかし、事業者がこの法律の義務を遵守していない場合、消費者側が法的な救済を受けることが極めて困難になります。これは、消費者を守るための法律が機能しないことを意味します。
詐欺グループの常套手段:残念ながら、詐欺グループは意図的に特商法表示を行いません。これは、自分たちの身元を隠蔽し、被害者からの追跡を困難にするための巧妙な手口です。
身元が特定されなければ、詐欺行為を繰り返しても逮捕されるリスクを減らせると考えているのです。
信頼性がゼロ:もしその案件が合法で真っ当なビジネスを行っているのであれば、当然のように法に則った情報開示を行います。それができていない時点で、その事業の信頼性はゼロと判断すべきです。運営元が誰かも分からないのに、安心して利用できるはずがありません。
「運営元が誰かもわからないのに、安心して利用できるわけがない」という直感はまさにその通りです。特商法表示の有無は、その副業案件が信頼できるかどうかを判断する上で、最も重要なチェックポイントの一つと言えるでしょう。
特典システムの具体的な内容と信頼性の検証
今回のTrade Collection(トレコレ)はFX、仮想通貨、株式を利用して稼ごうというものです。
そのTrade Collection(トレコレ)ですが、提示している3つの特典は、多くの人を惹きつける内容です。しかし、その中身を冷静に分析すると、いくつかの矛盾が見えてきます。
特典1:Trade Collection ver.01(7年間負けなしの自動売買システム)
「7年間負けなし」というフレーズは、投資に不慣れな人にとって非常に魅力的に聞こえます。しかし、投資の世界で「7年間負けなし」というシステムは現実的にはあり得ません。FXや仮想通貨、株式市場は常に変動しており、リーマンショックや新型ウイルス(コロナ)ショックのような経済危機も発生します。そのような市場環境下で、一度も損失を出さずに7年間運用し続けることは不可能です。この時点で、この謳い文句は誇大広告、あるいは虚偽の可能性が非常に高いと考えられます。
特典2:Trade Collection ver.02(高収益を目指せる自動売買システム)
ver.01よりも高収益を目指せる、とされています。一般的に、投資において「高収益」は「高リスク」と表裏一体です。もしこのシステムが本当に高い収益性を誇るのなら、そのリスクについても説明がなされるべきです。しかし、リスクに関する説明は一切なく、ただ「高収益」という言葉だけで期待感を煽っているに過ぎません。
特典3:Trade Collection VIPサポート
システムの配布から実行まで専属スタッフがサポートするとされています。しかし、このサポートの実態は不明です。特に、冒頭にも説明した通り運営元が不透明であるため、本当にサポートが受けられるのか、誰がサポートしてくれるのかも分かりません。
結論として、これらの特典は具体的な根拠に乏しく、投資のプロから見れば非常に不信感を抱く内容です。
Trade Collection(トレコレ)のLINE登録後、本当に稼げる?アフィリエイト目的の可能性を考察
実際にTrade Collection(トレコレ)のLINEアカウントを登録すると、以下のような流れで手続きが進みます。
- アンケートの回答: 氏名、メールアドレス、電話番号、年齢などの個人情報を入力するよう求められます。
- 証券会社の口座開設指示: 「三菱UFJ eスマート証券」の口座を開設するように促されます。
この一連の流れから、この案件の本当の目的が見えてきます。
目的はアフィリエイト報酬の獲得か?
口座開設を促すリンクにはアフィリエイトコードが埋め込まれていました。アフィリエイトコードとは、誰が紹介したかを示す識別子です。このコードを通じて口座が開設されたり、一定額の取引が行われたりすると、Trade Collection(トレコレ)側に紹介報酬が入る仕組みです。
つまり、彼らの最終目的は、利用者にシステムで稼いでもらうことではなく、証券会社の口座を開設させてアフィリエイト報酬を得ることにある可能性が高いのです。システムそのものは、このアフィリエイト報酬獲得のための「おとり」として機能しているに過ぎないかもしれません。
口コミ・評判の不在と出金制限の謎
Trade Collection(トレコレ)が誇る「2,000名のモニター参加者」という宣伝文句も、疑わしい点です。
2,000人もの利用者がいるのに、なぜ口コミが見つからないのか?
もし本当に2,000人もの参加者がいて、システムが優秀で稼げているのであれば、SNSやブログ、掲示板などで何かしらの口コミや評判が上がっていてもおかしくありません。しかし、検索してもTrade Collection(トレコレ)に関する稼げたというポジティブな口コミは一切見つかりません。これは、モニター数が虚偽である可能性が高いことを示唆しています。
利益の出金が「毎週月曜日」にしかできない不自然なシステム
この案件で最も不審な点の一つが、利益の出金が毎週月曜日にしかできないというルールです。通常の投資取引では、自分の好きなタイミングで資金を出金できます。もしこのシステムが本当に投資収益を上げているのであれば、なぜこのような不自然な出金制限を設ける必要があるのでしょうか。これは、出金を制限することで、何かしらの裏事情があるのではないかという疑念を抱かせます。
まとめ:Trade Collection(トレコレ)は関わるべきではない危険な案件
以上の検証結果を総合すると、Trade Collection(トレコレ)は以下のような複数の危険な要素を抱えていると判断できます。
- 誇大広告・虚偽の可能性: 「7年負けなし」といった非現実的な謳い文句で、利用者を錯誤させる危険性。
- アフィリエイト目的の疑い: 自動売買システムはあくまで口座開設をさせるための口実であり、本当の目的はアフィリエイト報酬の獲得である可能性が高い。
- 運営元の不透明性: 特定商取引法に基づく表記がなく、身元が不明。トラブル発生時の対応が期待できない。
- 実績の信憑性の欠如: 2,000人というモニター数や利益の提示に具体的な根拠がなく、口コミも一切見当たらない。
現時点では、この案件は「限りなく詐欺に近い」と結論づけるのが妥当です。無料だからといって安易に個人情報を提供したり、口座を開設したりすることは非常に危険です。
【Q&A】Trade Collection(トレコレ)に関するよくある質問
- Q1:Trade Collection(トレコレ)は本当に稼げますか?
- A: 稼げる根拠はどこにも示されていません。利用者の声や実績も信憑性がなく、投資対象として信頼できる要素はありません。
- Q2:特典の自動売買システムは信頼できますか?
- A: 信頼できません。「7年負けなし」は非現実的であり、運営元すら不明なシステムに、自分の大切な資産を預けることは大きなリスクを伴います。
- Q3:口コミや評判はありますか?
- A: 2,000人のモニターがいると宣伝されていますが、実際に稼げたという口コミや評判は一切見つかりません。宣伝文句が虚偽である可能性が高いです。
- Q4:特定商取引法の表記はありますか?
- A: ありません。会社名、住所、連絡先が一切不明な、極めて怪しい運営元です。
最後に
もしあなたが副業や投資で「稼ぎたい」と考えているなら、まずは信頼できる情報を見極める力を身につけることが重要です。今回検証したような甘い言葉で誘惑してくる案件には、くれぐれも注意してください。ご自身の大切な資産を守るためにも、少しでも怪しいと感じた場合は、関わらないことを強く推奨します。
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