あおきです。

「MIRACLE+」は、「初心者でも超簡単」「スマホ1台で始める話題の副業」として、最短10分の簡単作業で毎日37,000円の安定収入を謳い、完全無料を強調するオンライン副業案件です。

しかし、このような「誰でも簡単に高額収入」を約束する案件は、その実態が不透明であるケースが多く、安易に登録・参加することは大きなリスクを伴います。本稿では、提供された情報を基に、特に特定商取引法(特商法)の遵守状況ビジネスモデルの透明性という二つの重要な観点から、MIRACLE+の安全性を徹底的に検証し、読者の皆様に冷静な判断材料を提供することを目的とします。

特定商取引法に基づく表記

運営者:株式会社RuckUp
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
連絡先:mail@osigotoinfo.com
受付時間:平日10:00–19:00(土日祝日を除く)
URL:https://ruck-up.jp/

特定商取引法に基づく表記の厳密な確認と潜むリスク

オンラインでの金銭のやり取りが発生する取引において、企業の信頼性法的な責任体制を示す特商法表記の確認は、リスク回避の第一歩です。

運営者情報と所在地に関する疑念

運営者である株式会社RuckUpの法人登記は確認できるものの、記載されている所在地が、一般的に複数の企業が入居するレンタルオフィスまたはバーチャルオフィスである可能性が指摘されます。

企業が事業を遂行するための十分な実体(人員、設備など)をもって業務を行っているか、また、トラブル発生時に現地で対応できる体制にあるかについて、情報が不足しています。特商法自体は所在地を義務付けていますが、その場所が実質的な活動拠点である保証はありません。

連絡先の不備が示唆する消費者対応の姿勢

特定商取引法における通信販売の規制では、広告に事業者の名称、住所、電話番号を原則として表示する義務があります。MIRACLE+の特商法表記には連絡先としてメールアドレスのみが掲載されており、電話番号の記載が欠けています

これは、消費者庁が定める「特定商取引法ガイドライン」の趣旨から逸脱している可能性が高く、以下の重大な問題を示唆します。

  1. 迅速な対応の困難性: 何らかの問題や急を要する事態が発生した場合、メールのみではリアルタイムでの連絡や迅速な解決が極めて難しくなります。
  2. 逃げ道の確保: 運営側が意図的に電話番号を伏せることで、消費者からの追及を避ける、あるいは問題発生時に連絡を絶つ準備をしていると疑念を持たれても仕方ありません。

特商法の不完全な表記は、企業のコンプライアンス意識の低さ消費者対応への消極的な姿勢の表れであり、この点だけでも高いリスク要因として捉えるべきです。

誇大広告とビジネスモデルの不透明性

MIRACLE+のセールスページにおける謳い文句と、実態が不明なビジネスモデルは、案件の信頼性をさらに低下させています。

「毎日37,000円」という過度な収益性の強調

セールスページでは、「最短10分の簡単作業で毎日37,000円の安定収入!!」という、極めて具体的な、かつ過大な利益が強調されています。

  • 誇大広告のリスク: 特定商取引法第12条では、事業者が広告をする際に虚偽または誇大な広告をすることを禁止しており、これに違反した場合、行政処分の対象となります。副業において「確実にもうかる」「簡単作業で高額収入」といった断定的な表現は、消費者契約法における不実告知断定的判断の提供に該当し、契約取り消しの対象となる可能性もあります。
  • 無料登録への誘導: さらに「今なら参加した方全員に60,000円のプレゼント」や「定員が埋まり次第終了」といった表現は、内容の是非を冷静に検討する間を与えず、ユーザーの登録を強く煽るための心理的な誘導(スキャルピング)としか見えません。

ビジネスモデルの完全なブラックボックス化

本案件の根本的な問題は、「何をすることで毎日37,000円が稼げるのか」という、収益の源泉となるビジネスモデルが完全に不明な点にあります。

提供された情報が「簡単」であることのみを強調し、その具体的な作業内容や仕組みを一切公開しない姿勢は、ユーザーの情報を収集することを真の目的としている可能性が高いことを示唆しています。

 LINE登録後の実態と「オプトインアフィリエイト」の構造

具体的な作業内容を知るため、実際に専用LINEアカウントへの登録が行われた結果、案件の真の目的が見えてきました。

登録後の不審な要求と未認証アカウント

  • アカウントの信用度: 友だち登録数の少なさや未認証アカウントであるという事実は、企業としての公的な信頼性や活動実績が低いことを示しています。

  • 個人情報の要求: LINE登録後、ユーザーは「謝礼付きアンケート」として電話番号の提供を求められます。また、「無料VIPサポート」への新たなアカウント登録も促されます。これらは、ユーザーの個人情報(電話番号を含むリスト)の獲得を強く意図している行動です。

LINE登録後、ユーザーの元には、再現性がまったくない中身がスッカスカの無料オファーが怒涛のように押し寄せてくるという現象が確認されました。

この状況から、MIRACLE+のビジネスモデルは「オプトインアフィリエイト」であると強く推測されます。

【オプトインアフィリエイトとは?】 オプトインアフィリエイトとは、ユーザーにメールアドレスやLINEアカウントなどの登録を促し、その登録完了によって報酬が発生するアフィリエイトの一種です。悪質な業者の場合、登録された個人情報を利用して、次々と稼げない副業案件情報商材などを送りつけ、最終的に金銭を騙し取ろうとするケースが多く見られます。

これはもはや、情報商材ビジネスの“裏口入学”と言えるでしょう。「副業」を謳って人を集め、その実態は「アドレス回収とステップメール営業」の温床。登録者は稼ぐどころか、自ら進んで詐欺まがい副業案件のターゲットリストに飛び込んでいくようなものです。副業の皮を被ったリストマーケティング商法、その危険性は計り知れません。

つまり、MIRACLE+は、利用者を騙して悪質な副業サイトに誘導する「仲介役」に過ぎず、利用者が収益を得ることは一切ありません。むしろ、誘導された先で高額な「マニュアル代」や「有料プラン」を騙し取られ、大きな金銭的被害を被る危険性があるのです。

「利用者の喜びの声」の無意味さ

セールスページに掲載されている「利用者の喜びの声」とされるSNSのやり取り風画像は、運営者の都合でいくらでも捏造が可能であり、客観的な証拠能力を一切持ちません。これらは、第三者による公正なレビューではなく、「内部の口コミ」という極めて偏った情報に過ぎず、判断材料として利用すべきではありません。

【最終結論】MIRACLE+の参加は絶対に見合わせるべき

結論の要約とリスク総括

MIRACLE+は、特定商取引法表記の不備ビジネスモデルの不透明性、そして過大な広告という、怪しい副業案件に見られる典型的な特徴をすべて備えています。

その実態は、ユーザーの個人情報を集め、それを活用して他の無料オファーへと誘導するオプトインアフィリエイトである可能性が極めて高く、参加者が継続的・安定的に収益を得ることは不可能です。

それどころか、電話番号を含む個人情報が流出し、その後に送られてくる悪質な高額情報商材への誘導により、大金を失うという最も深刻なリスクに直面する可能性があります。

読者への警告

  • 「簡単な作業で高額収入」という謳い文句は、ほぼすべてが誇大広告です。
  • 特商法表記の電話番号がない住所がバーチャルオフィスといった事実は、運営の逃げ道確保を意味します。
  • ビジネスモデルが明示されない案件には、絶対に手を出さないでください。

MIRACLE+への関与は、金銭的損失と個人情報の危険に直結するため、参加は断じて見合わせるべきです。 副業を探す際は、提供されるサービスやノウハウが明確で、特商法表記が完全な、信頼できる案件を選択するよう強く推奨します。

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