あおきです。
株式会社AssetCubeが提供するFX(外国為替証拠金取引)商材「モンスタースキャルFX」は、「毎日たった10秒の作業で年収1億円も狙える」という、非常に大きな成功を謳ったプロモーションで注目を集めています。講師を務めるのは、元デルタ航空財務部長を自称するプロトレーダー、依田敏男(よだ としお)氏です。
しかし、そのキャッチーな謳い文句とは裏腹に、本商材や講師の経歴については、誇大広告の疑いや事実との重大な乖離が指摘されています。
本記事では、「モンスタースキャルFX」が謳う驚異的な主張の信憑性を徹底的に検証します。具体的には、販売元の法人登記情報、特商法表記の開示方法、そして最も重要な講師・依田氏の経歴詐称疑惑に焦点を当て、購入を検討している読者の皆様へ客観的な判断材料を提供します。
特定商取引法に関する表記
販売業者:株式会社AssetCube
運営責任者:高橋伸行
所在地:〒130-0013東京都墨田区錦糸町一丁目2番1号
電話番号:03-6240-4727
メールアドレス:kamisca@asset-cube.co.jp
※ 画像データとしてアップされています
特定商取引法に基づく表記と販売元の信頼性検証
情報商材の購入を検討する際、販売元の信頼性を判断する基礎となるのが「特定商取引法に基づく表記(特商法表記)」です。ここでは、株式会社AssetCubeが公開している特商法情報と、それに付随する問題点を検証します。
公開情報と掲載方法の懸念点
本商材「モンスタースキャルFX」の販売業者は、クロスリテリング株式会社の関連会社である株式会社AssetCubeです。運営責任者は高橋伸行氏。所在地は「〒130-0013 東京都墨田区錦糸町一丁目2番1号」と記載されています。連絡先として、電話番号は03-6240-4727が、メールアドレスはkamisca@asset-cube.co.jpが示されています。
しかし、特商法表記の掲載方法に関して懸念すべき点があります。この表記は、テキストデータではなく画像データとしてウェブサイト上にアップロードされています。これは、検索エンジンが内容を直接読み取ることが難しく、利用者にとってもテキスト検索やコピーができないため、情報開示の透明性という点でやや不親切であると評価されます。
また、記載された所在地を調査したところ、当該住所はレンタルオフィスである「リージャス錦糸町アルカセントラルビジネスセンター」であることが判明しています。大規模な情報商材販売会社が自社ビルではなくレンタルオフィスを利用している事実は、企業の事業基盤の規模や永続的な顧客サポート体制について懸念を生じさせます。
さらに、大元のクロスリテリング株式会社は投資助言・代理業の許可を得ていますが、販売業者である株式会社AssetCube自体は投資助言業の許可を受けていません。これは、商材が「情報提供」を目的としているためですが、投資判断に直結するアドバイスが含まれる場合は法的な境界線があいまいになるリスクがあります。
法人登記簿から見る企業の変遷と安定性
株式会社AssetCubeの過去の法人登記簿からは、短期間に複数の商号および所在地の変更履歴が確認されました。これは、企業の安定性や事業の継続性を判断する上で重要な情報です。
具体的には、平成27年12月8日に商号(会社名)が変更されており、その旧情報は「株式会社Trader’s Lab」でした。その直後の平成27年12月11日には、本店(所在地)が「東京都新宿区西新宿6丁目15番1号」から変更されています。さらに、平成30年8月21日にも本店所在地が「東京都千代田区神田神保町1丁目5番1号」から変更されていることが確認されています。
短期間での商号変更や、複数回にわたる本店所在地(事務所)の移転は、事業内容や組織体制が頻繁に変動していることを示唆します。レンタルオフィス利用の事実と合わせ、これらの頻繁な変更履歴は、会社の事業基盤の安定性や継続的な顧客サポート体制について、購入検討者に対してより詳細な情報開示が求められる要因となります。
本題:誇大広告と講師「依田敏男」氏の信頼性検証
非現実的な主張:「勝率100%」と「168連勝」
プロモーションにおける依田敏男氏の主張は、投資の世界における常識から大きく逸脱しています。
- 「誰でも168連勝が可能」
- 「勝率は100%」
FX市場は、地政学的なリスク、経済指標の発表、世界的な突発事象など、無数の変動要因によって常に動いています。いかなるAIや手法を用いたとしても、勝率100%は理論上不可能であり、ましてや168連勝を「誰でも」実現できるという主張は、明らかに投資初心者の射幸心を煽るための誇大な広告表現であると断定できます。このような極端な成功保証は、健全な投資教育や情報提供の範疇を超えています。
講師「依田敏男」氏の経歴詐称疑惑の核心
依田氏の公称プロフィールは「元・デルタ航空の財務部長」「投資歴47年の73歳」「2,500名を超える弟子を指導」という、華々しいものです。しかし、このうち最も権威性を担保している「元・デルタ航空の財務部長」という肩書きに対し、決定的な矛盾が指摘されています。
【事実調査で判明した疑義】 複数の情報提供者や関係者への問い合わせによると、依田氏が元ノースウエスト航空(現デルタ航空)に在籍していたことは事実である可能性があります。しかし、その役職は「財務部長」という経営層ではなく、「航空貨物搬送業務」に携わっていたとされており、さらに雇用形態はアルバイト(パートタイム)であったとの情報も存在します。
(財務部長 vs 航空貨物搬送業務) この二つの職務には、責任の度合い、必要とされる専門性、そして社会的な地位において雲泥の差があります。もし、このタレコミ情報が事実であれば、依田氏の公称経歴は意図的に「水増し」または「詐称」されていることになります。
金融・投資分野において、講師の経歴の信頼性は商材の信憑性に直結します。基礎的な経歴に虚偽の疑いが濃厚である以上、彼が指導するFX手法や実績に関する情報も、極めて懐疑的に見るべきです。
高額な販売価格と先行商材
モンスタースキャルFXは、過去の依田氏の先行商材「神業スキャル」(税込327,800円)から、30万円前後という高額な価格設定が予想されます。
「勝率100%」という保証が虚偽であり、講師の経歴にも疑義がある商材に対して、これだけの高額を支払うことは、費用対効果(ROI)の観点からも、極めてリスクが高いと判断せざるを得ません。
まとめ:信頼性に欠ける要素が多すぎる商材
「モンスタースキャルFX」を多角的に検証した結果、購入を推奨できる信頼性の要素がほとんど見当たりません。
最終的な懸念事項
- 講師の経歴詐称疑惑: 「元・デルタ航空財務部長」という肩書きの虚偽性が極めて高い。これは投資家としての信頼性を根本から失墜させる。
- 非現実的な成功の保証: 「168連勝」「勝率100%」は誇大広告であり、投資の本質を歪める不適切な宣伝手法である。
- 販売元の不安定性: 特商法表記の画像データでの開示、そして短期間での商号・所在地変更履歴が、企業の透明性や事業の安定性に対する懸念を強めている。
もし、この手法で本当に100%の勝率が保証できるならば、商材として販売するよりも、開発者自身が自己資金を投じて運用する方が圧倒的に大きな利益を生み出せます。このシンプルな疑問こそが、商材の信憑性を測る最終的な物差しとなります。
結論として、モンスタースキャルFXは信用できない要素が非常に多いため、あなたの貴重な投資資金を投じることは強く推奨できません。
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