あおきです。

近年、資産形成の手段としてFX(外国為替証拠金取引)への関心が高まる中、多くのFXトレードスクールが登場しています。その一つが、「Japan Traders Academy」(以下、JTA)です。

JTAは、「トレードで1億円を目指す戦略」を教えるFXスクールとして注目を集めていますが、実際のところ、その教育内容や講師の信頼性、そして受講料に見合う価値があるのかどうかは、受講を検討する上で最も重要なポイントとなります。

本記事では、JTAの運営者情報、提供コンテンツ、講師の経歴、教育手法、および料金体系について、公にされている情報を基に詳細に調査・分析し、客観的な事実に基づいた評価を試みます。特に、「本当にトレードで勝てるようになるのか?」という、読者の最も大きな疑問に答えることを目的とします。

特定商取引法に基づく表記

販売事業者:株式会社プレイスクリエイト
代表責任者:鳥居歩
所在地:〒101-0021 東京都千代田区外神田2丁目4ー6ビルディングササゲイースト5階
電話番号:07047976366
メールアドレス:toriicojp@gmail.com
サイトURL:https://jptraders.jp/adsl/jta_semi2025/

運営組織と住所の客観的検証:特商法に基づく情報分析

FXスクールのような高額なサービスを検討する際、運営元の透明性と信頼性は極めて重要です。JTAの最新の運営主体である株式会社プレイスクリエイトの公開情報に基づき、所在地と連絡先に関する分析を行います。

特定商取引法に基づく表記と法人登録情報

現在のJTAの運営主体は株式会社プレイスクリエイトであることが確認されています。

所在地に関する表記は、以下の通りです。

  • 特商法表記 住所: 東京都千代田区外神田2丁目4ー6ビルディングササゲイースト5階
  • 法人登録 住所: 東京都千代田区外神田2丁目4番6号ビルディングササゲイースト5階B室(法人登録確認済)

住所と連絡先の透明性に関する分析(重要)

特商法表記と法人登録情報のアドレスは、同一のビル・フロアを指していますが、表記の正確性に軽微な相違点が存在します。法人登録情報では「5階B室」と具体的な部屋番号が明記されているのに対し、特商法表記では「5階」までしか記載されていません。

さらに、特商法で公開されている連絡先情報についても、以下の点が確認されました。

  1. 電話番号: 連絡先として記載されている電話番号は、070から始まる携帯電話番号(07047976366)です。
  2. メールアドレス: 記載されているメールアドレスは、toriicojp@gmail.comというフリーメールです。

【考察】 高額な商品やサービスを提供する企業において、公式な連絡手段として携帯電話番号フリーメールアドレスを使用している点は、信頼性と永続性という観点から、受講検討者が留意すべき重要な情報です。一般的に、企業の信用度を示すために、固定電話番号や独自のドメインに基づくメールアドレス(info@…など)が用いられます。

この連絡先の形態は、住所表記における部屋番号の省略と合わせて、運営実態の透明性を検証する上での判断材料の一つとなるでしょう。

Japan Traders Academy(JTA)の提供コンテンツと基本的な特徴

JTAは、会員制のFXトレードスクールとして、トレードスキル向上を目指すための多様なコンテンツを提供しています。

 JTAで提供される主な学習リソース

会員になると利用できる主なサービスやコンテンツは以下の通りです。

  1. 定期的な勉強会(セミナー): トレード手法や市場分析に関する直接的な指導の場。
  2. Zoom説明会: オンラインでの質疑応答や解説セッション。
  3. メール添削: 受講生自身のトレード記録や分析に対する個別指導。
  4. 環境分析動画レポート: 講師陣による最新の市場状況や今後のトレード戦略についての解説動画。
  5. これらのコンテンツは、FXトレードの知識ゼロから始める初心者層から、ある程度の経験を持つ層までを対象としていると推測されます。

講師:小林良治氏の紹介

JTAの学長を務め、指導の中心となっているのは、小林良治(こばやし よしはる)氏です。同氏は自らを「現役プロトレーダー」と称し、その実績をもって受講生を指導する立場にあります。

小林氏が提示する目標は、FXトレードを通じて「1億円」という具体的な資産形成を目指す戦略を教えることとされています。この「1億円」という具体的な目標設定は、受講検討者にとって大きな魅力となる一方で、その実現性については、講師の実績と教育内容の検証が不可欠です。

JTAの教育手法とコンテンツの深掘り

JTAへの参加を検討する際、実際にどのような手法が教えられ、それがトレードで本当に通用するのかという点に焦点を当てる必要があります。

LINE登録後のプロモーションと動画講座の分析

公式ページからLINEに友だち追加を行うと、学長の小林良治氏から挨拶メッセージが届き、動画講座が順次提供されます。

このメッセージは、「大半が負けている」という現実を認めつつ、「安定的な利益」を強調することで、受講への期待を高める構造となっています。

「水平線理論」の検証と「ブラックボックス化」された要素

動画内で中心的に語られるのは、「水平線理論」と呼ばれる手法です。

この理論は、チャート上に引く水平線をマスターすることで、FXトレードにおける「勝てるポイント」が明確に分かるようになると説明されています。

しかし、講座の内容は、基本的なトレードの概念についての話が主であり、水平線理論を実践的に、かつ再現性高く活用するための核心的なポイントや、具体的なエントリー・決済のルールについては、詳細な解説が避けられている印象があります。

重要なトレードの肝となる部分が「ブラックボックス化」されている可能性が高く、これは、高額な本講座への誘導を目的としたプロモーション動画にありがちな構成とも言えます。受講生が本当に勝てるようになるためには、このブラックボックスの先に、実践的で具体的な指導が用意されているかにかかっています。

講師:小林良治氏の経歴と客観的な裏付けの有無

講師の信頼性は、スクールの価値を測る上で最も重要な要素です。小林良治氏が公表しているプロフィールは非常に高い実績を謳っています。

公表されている主な経歴

小林氏のプロフィールから抜粋された主要な経歴は以下の通りです。

  • 投資歴25年のベテラン
  • 現在、3社のビジネスオーナーを兼任
  • パフォーマンスとして、週単位で負けなしを叩き出し、10億円レベルの資産を構築
  • 過去に累計1,486名(現在籍500名)を擁する投資スクールの学長を務める

経歴裏付け情報の調査結果

「投資歴25年」「10億レベルの資産構築」「週単位負けなし」といった実績は、一見すると非常に権威性を感じさせるものですが、これらの投資実績や資産構築を裏付ける公的な証拠、あるいは第三者機関による検証情報について、徹底的に調査を試みましたが、現時点では確認することができませんでした

FXの世界では、実績の自己申告が多い傾向にあり、受講検討者は、魅力的な経歴に惑わされることなく、客観的な事実に基づいた判断が求められます。

受講料と継続コスト:投資対効果の検討

JTAで提供される指導を受けるための費用と、その期間、そして継続の条件について詳述します。

Japan Traders Academyの初期費用と期間

JTAのメインプログラムの料金は、税込425,000円です。

この料金で提供される期間は1年間とされています。40万円を超えるこの金額は、FXトレードスクールとしては高額な部類に入り、受講前に投資対効果を厳しく検討する必要があります。

 継続受講の条件

1年間の受講期間が終了した後、学習やサポートの継続を希望する場合、受講生は月額料金を支払うことでサービスを継続できる仕組みになっています。

継続受講料:税込12,100円/月

初年度の費用と合わせて、長期的な学習計画を立てる際には、この継続コストも念頭に置くべきでしょう。

Japan Traders Academyに関する評判と口コミの状況

実際にJTAに参加した受講生が、トレードで利益を出せているのか、あるいは指導に不満を持っているのかを知るために、評判や口コミの調査は不可欠です。

本調査時点において、JTAに参加して「実際に稼げた」という肯定的な口コミ、または「騙された」「損をした」という否定的な口コミのいずれも、一般のインターネット上では確認されていません。市場における具体的な評価情報が不足している状況です。

まとめとFXトレードにおける本質的な考察

小林良治氏が運営する合同会社ファンドアンドコンサルティング/Japan Traders Academyについて、コンテンツ、運営実態、講師の経歴、および料金体系を多角的に分析しました。

 JTA参加における結論とリスク

  1. 知識の習得可能性: JTAに参加することで、FXトレードに関する基礎的な知識や環境分析の方法は得られる可能性が高いです。
  2. 勝利への確実性: しかし、知識を得ることトレードで継続的に勝てるようになることの間には大きな隔たりがあります。FXトレードは、理論の学習だけでなく、実践的なトレード経験の積み重ね、自己規律、そしてメンタル管理が不可欠であり、スクールに参加しただけで自動的に勝てるようになるわけではありません。
  3. 講師実績の不透明性: 華々しい経歴が公表されているものの、その客観的な裏付け情報が確認できていない点は、高額な受講料を支払う上でのリスク要因の一つとして認識すべきです。

FXトレードの本質的なリスクについて

FXは、しばしば「ギャンブル」とも言われるように、不確実性が非常に高い投資です。特に「1億円を稼ぐ」といったハイリターンを目標とする戦略は、必然的にハイリスクを伴います。

FXトレードでは、レバレッジを効かせた取引を行うため、少しの市場変動で多大な損失を被る、すなわちすぐに資金を溶かしてしまう可能性が常に存在します。したがって、資金管理の徹底と、失っても生活に支障のない余剰資金での取引が強く推奨されます。

【最終的な提言】 Japan Traders Academyへの参加を検討する際は、提示された魅力的なプロモーションや高額な目標設定に流されることなく、ご自身の資金力、リスク許容度、そして講師の客観的な実績を冷静に比較検討した上で、最終的な判断を下すことを強く推奨します。

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