あおきです。
「AI革命NOVA」という名称のAIトレードアプリが、現在、無料試用オファーとして注目を集めています。「年間平均勝率97.61%」という驚異的な謳い文句を掲げ、元警察官の藤堂健一氏が情報提供者であるとされています。
しかし、そのキャッチーな情報とは裏腹に、本案件には無視できない重大なリスクと矛盾点が複数確認されています。本記事では、提供された情報を精査し、その信頼性、ビジネスモデル、および潜む法的リスクについて、詳細かつ客観的に検証していきます。
この記事は、「AI革命NOVA」への参加を検討している方々に対し、冷静な判断材料を提供することを目的としています。
特定商取引法に基づく表示
販売者名:株式会社アシスト・クローバー
代表取締役:鈴木翔
所在地:〒180-0023 東京都武蔵野市境南町2-3-14-910号 グローリア初穂武蔵境
電話番号:03-4400-3806
メールアドレス:assistcloverinfo@gmail.com
受付時間:平日12時〜20時(土日祝休み)
特商法表記(特定商取引法に基づく表示)に見る運営体制の信頼性
「AI革命NOVA」の販売者である株式会社アシスト・クローバーの特定商取引法に基づく表示(特商法表記)を詳細に検証します。特商法表記は、事業者の信頼性や実態を把握するための重要な手がかりとなります。
所在地と事業規模の矛盾
- 所在地: 東京都武蔵野市の住所が記載されていますが、調査の結果、六畳一間のワンルームマンションの一室であることが判明しています。
- 矛盾点: 年間2000名以上の利用者を抱え、10年以上の運営実績を主張する企業が、事業所としてワンルームマンションを使用している点は、主張する事業規模と実態が大きく乖離していることを示しています。これは、大規模なカスタマーサポートや運営体制を維持しているとは考えにくく、事業の永続性や信頼性に疑問を投げかけます。レンタルオフィスではなく実在のマンションである点も、短期的な運営を目的とした法人登録である可能性を示唆します。
連絡先情報の懸念
- 電話番号(03-XXXX-XXXX): 所在地は武蔵野市(市外局番は「0422」)ですが、市外局番は東京23区内を示す「03」です。過去の渋谷区での法人登録と関連があると推測されますが、現所在地と異なる市外局番の使用は、連絡体制の一貫性や透明性に疑問を残します。
- メールアドレス(フリーメール): 連絡先メールアドレスにフリーメール(assistcloverinfo@gmail.com)が使用されています。通常、ドメインを取得してセールスページを運用している企業であれば、自社のドメインを使用したメールアドレス(例:@assist-clover.co.jpなど)を使用するのが一般的です。フリーメールの使用は、コストを抑えたい、あるいは事業を短期で畳む可能性を念頭に置いている運営体制であると解釈せざるを得ません。
「AI革命NOVA」の提供情報と驚異的な主張の検証
「AI革命NOVA」がセールスページで提示している主な主張と、その情報提供者である藤堂健一氏の肩書きについて分析します。
謳い文句の非現実性
セールスページでは、以下の主要な主張が確認されました。
- 年間平均勝率97.61%: 投資の世界において、この数字は非現実的です。市場は常に変動し、どんなに高度なAIアルゴリズムであっても、これほどの高勝率を長期間維持することは論理的に不可能です。この数字は、集客のための誇大な表現である可能性が極めて高いと判断されます。
- 運営実績10年超、累計2156名が選び続けた: 10年以上の運営実績があり、2000人を超える利用者がいる大規模な案件であるならば、インターネット上やSNSなどでその評判や実績に関する情報が多数確認できるはずです。しかし、現状、検索エンジンを利用しても「AI革命NOVA 評判」や「AI革命NOVA 実績」といったキーワードで信頼できる情報はほとんど見当たりません。この情報の裏付けが取れない点は、大きな疑問符となります。
情報提供者:藤堂健一氏の肩書きとAI開発能力
情報提供者である藤堂健一氏は、「元警察官として金融犯罪捜査を担当」という異色の経歴を前面に押し出しています。
- 主張される経歴: 詐欺やマネーロンダリングなどの金融犯罪捜査経験を基に、退職後、AI技術を専門的に研究し、独自のロジックで「勝率97%の高精度投資アルゴリズム」を確立した、とされています。
- 客観的評価: 金融犯罪への知見が深いことは理解できますが、「犯罪捜査の経験」が「AIトレードアルゴリズムの開発能力」に直結するという論理は飛躍しています。彼の過去の職務は、「AI革命NOVA 信頼性」を高めるための権威付けとして利用されている可能性が否めません。
- 裏付け調査: 「藤堂健一 警察官 投資」などのキーワードで検索を試みましたが、本案件に関する情報以外に、彼の実績やAI開発者としての専門性を裏付ける公的な情報は見つけられませんでした。これは、彼の主張する実績や経歴を検証する上で、非常に重要な欠落要素です。
明かされたビジネスモデルの法的リスクと危険性
LINE登録後の動画視聴でようやく明かされる「AI革命NOVA」のビジネスモデルは、本案件の最大のリスク要因です。
スポーツベッティング=ギャンブルの定義
本案件のビジネスモデルは「スポーツベッティング」であることが判明しました。
- 投資ではない: スポーツベッティングは、金融商品取引ではなく、スポーツの試合結果を予測する「賭け事」、すなわち「ギャンブルの一種」です。
- 予測不可能性: スポーツの結果は、いくらAI技術を用いても完全に予測することは不可能です。これを年間勝率97.61%で実現できるという主張は、ビジネスモデルの性質上、完全に破綻しています。
日本における「スポーツベッティングの違法性」
このビジネスモデルが内包する最大のリスクは、日本の法律に抵触する可能性です。
- 賭博罪の適用: 日本の刑法第185条では、公営ギャンブル(競馬、競輪など)を除く賭博行為は原則として違法と定められています。
- 海外サイトの利用: 海外で合法的に運営されているスポーツベッティングサイトであっても、日本国内からインターネット経由で接続し、賭博行為を行った場合は、日本の法律(賭博罪、常習賭博罪)が適用される可能性があります。実際、オンラインカジノやスポーツベッティングの利用者が常習賭博罪で逮捕・起訴される事例は発生しており、警察庁も取締りを強化しています。
- 元警察官の関与の矛盾: 金融犯罪に詳しかったとされる元警察官が、法的リスクの高い「スポーツベッティング」を推奨しているという事実は、極めて矛盾しており、この点が「AI革命NOVA 危険性」の核心を突いています。
最終オファー:有料コンテンツ「NOVA TEAM LEGACY」のリスク対費用分析
一連の無料オファー(動画視聴)の後には、最終的に有料コンテンツである「AI革命 NOVA TEAM LEGACY」への案内が来ます。
AI革命 NOVA TEAM LEGACYの参加費用は198,000円(税込)
- リスク対費用: 約20万円という高額な参加費用に対し、ユーザーが得られるものは、高額な費用をかけてまで関与すべきではない、法的リスクの高いギャンブルのツールです。ロジックの不明瞭さ、誇大な実績、特商法表記の矛盾点、そして最も重要なビジネスモデルの違法性というすべての危険要素を考慮すると、この**「AI革命NOVA 価格」**は、支払うに値しないと断言できます。
結論:AI革命NOVAへの参加は推奨できない
本検証の結果、「AI革命NOVA」は、投資案件を装った法的リスクの高いギャンブル案件であり、以下の理由から参加を強く推奨できません。
- 主張の誇大性: 年間勝率97.61%という非現実的な数字。
- 実績の欠如: 10年以上の運営実績にも関わらず「AI革命NOVA 評判」が検索で確認できない。
- 運営の信頼性: ワンルームマンションの所在地、フリーメールの使用など、特商法表記から見える運営体制の不備。
- 法的リスク: ビジネスモデルが日本の賭博罪に抵触する可能性のあるスポーツベッティングである点。
- 費用の不釣り合い: 約20万円という高額な参加費用に対し、得られるものが違法行為に繋がる可能性のあるサービスである点。
高額な費用と、それ以上に法律を犯すリスクを負うことになります。「AI革命NOVA」は、多方面から見て非常に危険性の高い案件であり、安易な登録や参加は避けるべきです。投資や副業を探す際は、合法性が担保された、裏付けのある情報を基に冷静に判断するように心がけてください。
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