あおきです。
「AIで誰もが簡単に稼げる時代が来た」。そんな甘い言葉で注目を集める副業・情報商材が増える中、特にSNSや広告で目にする機会が多いのが「ジブンブランド∞AI」です。東大卒監修という権威性をアピールし、Instagramアフィリエイトでの最短収益化を謳うこのサービスは、本当に私たちの人生を変える希望の光なのでしょうか?
本記事は、「ジブンブランド∞AI」の実態を探るべく、その運営会社(合同会社SecondInnovation/松村真吾氏)の信頼性、特定商取引法(特商法)の記載内容、そして実際の参加者が直面している高額な請求やサポート体制の真実に至るまで、徹底的に検証した調査報告です。
私たちは、夢や希望を抱いて副業を探す人々が、高額な費用を支払い、後悔する事態を未然に防ぎたいと考えています。あなたがこのサービスへの参加を検討しているなら、決して焦らず、まずはこの検証結果を最後まで読んで、冷静な判断を下すための材料としてください。
特定商取引法に基づく記載
販売事業者名:合同会社SecondInnovation
所在地:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2号大阪駅前第2ビル12-12
運営責任者:代表 松村 真吾
電話番号:06-6318-9007
E-mail:info△jibunbrand-unity.com
運営会社「合同会社SecondInnovation」の不透明な実態と特商法の追跡
「ジブンブランド∞AI」の検討において、最も重要かつ最初に検証すべきは、その運営元である「合同会社SecondInnovation」の信頼性です。事業者の信頼性は、そのままサービスの信頼性に直結します。
特定商取引法に基づく表記(特商法)の不備と法人の追跡
まず、同サービスサイトに記載されていた特定商取引法に基づく記載(特商法)を確認します。特商法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とした法律であり、通信販売事業者には正確な記載が義務付けられています。
特商法の記載自体はありますが、調査を進めると、この情報に重大な問題があることが判明しました。
国税庁の法人番号公表サイトで「合同会社SecondInnovation」を調査したところ、法人情報は見当たりませんでした。
しかし、登記情報をさらに追跡した結果、社名が既に「株式会社Unity」に変更されていた事実が判明したのです。
この発見は、特商法に古い社名が記載されたまま営業しているという、極めて信用性に欠ける状況を示しています。特商法が守られていないという事実は、企業としてのコンプライアンス意識に大きな疑問を投げかけるものです。
短期間での社名・住所変更が示唆するもの
さらに、この法人の履歴を調査すると、設立からわずか5年足らずの間に、3度の住所変更と1度の社名変更が行われていることが明らかになりました。
企業が短期間でこれほど頻繁に社名変更や住所変更を繰り返すのには、通常、何らかの明確な理由が考えられます。過去には、「トラブルや悪い評判をリセットし、検索エンジンから過去の情報を切り離す(隠蔽する)目的」で、これらの変更を行う法人が存在したことも事実です。
健全な事業運営であれば、頻繁な変更は取引先や顧客に混乱を招くため、極力避けるものです。短期間にこれらが繰り返されているという事実は、企業としての透明性や信頼性に大きな疑問を投げかけざるを得ません。
「バーチャルオフィス」利用の危険性
記載されている所在地「大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2号大阪駅前第2ビル12-12」についても調査しました。
この住所は、営業実態のない「バーチャルオフィス」であることが判明しています。バーチャルオフィス自体は合法的なサービスですが、物理的なオフィスがなく、ここで営業活動は行われていないということです。
さらに問題なのは、このビルが、一部で「怪しい悪徳業者のアジトと化している」とまで言われるほど、悪質な業者の拠点として利用されていることが有名な事実となっている点です。このような場所に拠点を置くこと自体が、会社の信用性を著しく低下させる要因となります。
正直なところ、社名が不透明で、拠点が営業実態のないバーチャルオフィス、しかも悪評の高いビルにあるという三拍子が揃った事業者とは、関わらない方が安全であると言わざるを得ません。
「ジブンブランド∞AI」が謳う夢と、その裏に潜むリスク
合同会社SecondInnovation(代表:松村真吾氏)が運営する「ジブンブランド∞AI」は、AIを活用したInstagramアフィリエイトで最短収益化を目指すという触れ込みで注目を集めています。セールスページでは、「東大卒監修×実践型アカデミー」という権威付けや、「Instagram未経験の東大卒アフィリエイターが1ヵ月で1万フォロワーを達成」という魅力的な実績が強調されています。
【謳い文句の要点】
- オンライン完結型で場所を選ばない学習環境。
- ビジネス思考とAI活用による再現性の高いノウハウ。
- 目標達成までの徹底サポート。
しかし、これらの魅力的な言葉の裏で、本質的な問題が隠されていないか冷静に見極める必要があります。特に、AIで生成した記事をそのままブログやSNSにアップロードするという手法については、大きな疑問符がつきます。
AI生成コンテンツが抱えるSEO上の致命的な問題点
近年、Googleなどの検索エンジンは、コンテンツの独自性や E-E-A-T (経験・専門性・権威性・信頼性) を極めて重視しています。
AIが生成した「見た目がサラッとした記事」を大量にアップロードする行為は、内容の画一化を招きやすいのです。実践者が増えれば増えるほど、類似した内容の記事が溢れかえり、結果的にGoogleから**「価値の低いコンテンツ」**と判断され、検索順位が上がらないどころか、サイト全体の評価を下げる原因になりかねません。
安易に「AIで簡単に稼げる」という言葉に惑わされ、本質的なWebマーケティングの知識を疎かにすることは、時間とお金を無駄にし、後で「悔しい思い」をすることに直結します。
「5万円~」の謳い文句から「40万円超」の高額請求への実態
セールスページには、コース料金が「5万円~」と記載されています。一見、手頃な価格設定に見えますが、実際にLINE登録から案内に進むと、その実態が全く異なることが見えてきます。
「ジブンブランド∞AI」のLINE登録後の流れと、判明したコース料金は以下の通りです。
- セールスページからLINE登録(総合窓口)。
- お名前・受講コース名などの情報提供を求められる。
- その後の案内に従うと、料金説明が開始。
【判明したコース料金(一例)】
しかし、これはあくまで一例であり、実際の参加者からの口コミを調査すると、さらに高額な費用が請求されている事実が浮き彫りになりました。
参加者の口コミが語る「高額請求」の真実
- 「金額は3段階に分かれており、一番安いものでも14万円程度」
- 「3つのプランを紹介され、最高額は47万円」
- 「指導料として、最高40万円を請求された」
セールスページの「5万円」は、実質的に「集客のフック」として機能しており、実際には「40万円程度を支払わなければ、謳い文句の通りに稼ぐことはできない」といった形で、高額な上位プランへ強引に勧誘される構造が見て取れます。
参加者の「苦情」と「期待外れのサポート」の実態
料金だけでなく、サポート体制についても、多くの苦情が寄せられています。
- 「LINEも24時間体制でサポートなんて嘘。こちらが何も質問しなければ、向こうから状況把握の連絡は全くない」
- 「40万円支払ってしまったが、1ヶ月で明らかにおかしいと感じた。返金を求めたところ、8万円しか返金できないと言われた」
これは、「ゴール達成まで徹底サポート」というセールスページの約束が、実際にはほとんど機能していないことを示唆しています。高額な費用を支払ったにも関わらず、期待した結果もサポートも得られず、泣き寝入りの状態になっている参加者が少なくないことが口コミから推測されます。
まとめと冷静な判断のためのチェックリスト
ジブンブランド∞AIの調査結果は、残念ながら「おススメしない」という結論に至りました。
【運営会社・サービスの信用性に欠ける3大要素】
- 運営会社の信用性:短期間での社名・住所変更、特商法記載の不備、営業実態のないバーチャルオフィスの使用。
- 料金の透明性:セールスページの「5万円~」と、実際の「40万円超」という高額プランへの誘導。口コミと評判:良い口コミが確認できず、
- 高額請求とサポート体制への苦情が多数寄せられている。
副業商材やAIスクールを検討する際には、次のような悪質な特徴に当てはまらないか、必ず冷静に判断してください。
悪質な副業商材のチェックリスト
- 運営会社の情報があいまい・頻繁に変更される
- 「簡単に稼げる」「高額収入」などのアピールが過剰
- 最初に情報商材やサポート費用など、お金を要求してくる
- 稼ぐための方法が簡単すぎる、本質的な知識が学べない
- SNSのダイレクトメッセージなどで強引に勧誘してくる
- ネガティブな口コミや評判が意図的に見つかりにくい
副業は本来、健全に収入を増やすための素晴らしい手段です。しかし、焦りや不安につけ込み、高額な費用を請求する事業者が存在することも事実です。
参加を検討されている方は、一度冷静になり、ご自身の判断で「この事業者に自分の大切な時間と費用を委ねられるのか」を真剣に見極めてください。
人生逆転!元ブラック企業社員が叶えた「働かない」という夢
かつて100万円を無駄にした私が、なぜ今『働かない生き方』を実現できたのか。
その全貌を包み隠さずお話しします。
もう遠回りしたくないあなたへ。