あおきです。

FXの自動売買システム「トレードコンシェルジュ」について、「ボタン一つで自動的にお金が貯まる」といった魅力的な謳い文句が散見されます。しかし、本調査ではこのサービスの実態がアフィリエイト報酬を目的としたユーザー誘導であり、システムとしての信頼性が極めて低いことが判明しました。安易な登録は、個人情報流出や不要な口座開設のリスクを伴います。

この記事では、トレードコンシェルジュの具体的な問題点、運営会社「株式会社RuckUp」の背景、そして同社が展開する類似サービスの全貌を詳細に解説します。

特定商取引法に基づく表記

運営者:株式会社RuckUp
運営責任者:三浦 哲也
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
メールマガジンについて:ご登録いただいたアドレスはトレードコンシェルジュメルマガに登録されます。 メルマガでは最新情報など配信させていただきます。
連絡先:mail@investnavi104.com
受付時間:平日10:00–19:00(土日祝日を除く)
URL:https://ruck-up.jp/

「トレードコンシェルジュ」の運営会社と企業実態の検証

運営会社「株式会社RuckUp」の概要と特商法表記の検証

トレードコンシェルジュを運営しているのは「株式会社RuckUp」です。同社は2022年9月1日に設立された、広告代理業やWebマーケティングを手掛ける企業です。

特筆すべきは、トレードコンシェルジュの特定商取引法に基づく表記(特商法)の不備です。通常、有料サービスであれば必須となる、販売価格、支払方法、引き渡し時期、クーリングオフ規定など、肝心な情報が意図的に欠落しています。これは、企業の透明性やコンプライアンス意識の欠如を示すものです。

バーチャルオフィス利用の背景

同社の所在地は「東京都渋谷区道玄坂1-10-8-2F-C」とされていますが、これはGMOオフィスサポート渋谷オフィスというバーチャルオフィスであることが判明しています。

バーチャルオフィスの利用自体は違法ではありませんが、怪しい投資案件や情報商材を提供する企業が、トラブル発生時に速やかに雲隠れできるよう、実体のない住所を利用する「テンプレート」的な手法として常態化しています。この点も、企業としての信用性を著しく低下させています。

トレードコンシェルジュの核心的な問題点と「詐欺」疑惑

結論:実態不明なアフィリエイト報酬狙いのサービス

トレードコンシェルジュは、その実態が不透明であり、アフィリエイト報酬獲得を最優先した構造を持つサービスであるとの結論に至ります。まともな投資システムとして機能している可能性は低く、ユーザーを騙す意図(詐欺的行為)が十分考えられます。

トレードコンシェルジュが抱える主な問題点は、以下の2点に集約されます。

  1. システム利用に無関係なFXTFのアフィリエイトリンクへの誘導
  2. 利益が銀行口座へ直接振り込まれるというシステム上の致命的な矛盾

疑惑の構造(1):強制的な口座開設と報酬獲得のメカニズム

トレードコンシェルジュに申し込むと、ユーザーは特定のFX業者であるFXTF(FXトレード・フィナンシャル)の口座開設を強く指示されます。

FXTF自体は、金融庁の登録を受け国内で適切に運営されているFX業者です。したがって、業者そのものに問題はありません。しかし、問題は口座開設への誘導手段にあります。

トレードコンシェルジュはFXTFとの公式な提携を公表しておらず、単なるアフィリエイターとして機能していると考えられます。ユーザーは「はじめてのFX攻略」という、コンテンツが極めて少なく、全記事がFX会社紹介で構成された典型的なアフィリエイトサイトへ誘導されます。

トレードコンシェルジュの目的は、このアフィリエイトリンクを経由させてユーザーにFXTFの口座を開設させ、その紹介報酬を受け取ることにあると断定できます。本来、自動売買システムを求めて登録したユーザーが、システム利用の前に報酬の「養分」として利用されている構造です。

疑惑の構造(2):利益の直接入金というシステム上の矛盾

さらに重大な問題は、システムの説明と実運用に明らかな矛盾がある点です。

トレードコンシェルジュの広告では、「自動売買で稼いだ利益は、毎週月曜日に銀行口座へ直接自動で入金される」と謳われています。

しかし、FXの自動売買システム(EA)が稼働する場合、取引はユーザー自身のFXTF口座内で行われるのが原則です。利益が発生した場合、その資金はまずユーザーのFXTF口座残高に計上されます。そこから出金指示を行わない限り、システム側がユーザーの銀行口座に直接入金することは、金融取引の仕組み上、極めて不自然かつ不可能です。

この矛盾は、トレードコンシェルジュのシステムがFXTF上で動作していないこと、すなわち、FXTFの口座開設がシステム稼働のために必要不可欠ではないことを強く示唆しています。

結論として、FXTFの口座開設はユーザー側のメリットが一切なく、アフィリエイト報酬を得たいトレードコンシェルジュ側にのみメリットがある行為と言えます。

悪評と評判の現状:異様な「批判アカウント」の存在

トレードコンシェルジュに関する良い評判は、現在のところ一件も見つかっていません。これは、実際にシステムを利用して利益を得ているユーザーが存在しないことを示唆しています。

一方で、SNSやインターネット上には、トレードコンシェルジュに対する悪評や注意喚起の投稿が大量に確認されています。

しかし、これらの「悪評」投稿の多くは、「詐欺被害者向けのLINE相談」などを名乗り、自社の別の投資サービスへと誘導するアカウントによるものです。投資案件界隈では一般的な手法ですが、トレードコンシェルジュに対するこの種の批判アカウントの数が異様に多い点が注目されます。

これは、マッチポンプ(自作自演)の可能性すら考えさせます。「こいつ(トレードコンシェルジュ)は怪しい」と大々的に吹聴することで、批判アカウント側が「LINE相談」などの集客に成功している構図が見受けられます。

この異様な批判アカウントの大量発生は、トレードコンシェルジュ自体がユーザーに注目されなくなった後、その名前をリサイクルし、別の収益源(LINE相談や他サービスへの誘導)へ繋げるための最終手段として利用されている可能性を示唆しています。

運営会社「株式会社RuckUp」が展開する関連コンテンツ

株式会社RuckUpは、トレードコンシェルジュと全く同じ手法と目的で、複数の類似サービスを展開しています。これらは、全てが自動売買システムを謳い、最終的にFXTFへのアフィリエイト誘導をゴールとしています。

トレナビ

「トレナビ」は、ボタンタップで完全自動の資産運用ができるというスマホアプリです。「登録者全員に5万円ボーナス」「利益は月曜日に自動で振り込まれる」など、トレードコンシェルジュとサービス内容が酷似しています。トレナビの特商法ページにも、株式会社RuckUpの名称が確認されており、中身はトレードコンシェルジュと完全に同一のコピペです。

トレナビ その甘い誘惑の裏側にある「真実」とは?

トレードコレクション(トレコレ)とHarvest

「トレードコレクション(トレコレ)」や「Harvest」も、同様の自動売買システムを謳ったサービスです。これらも株式会社RuckUpの運営であり、特商法の内容は変わりません。現在、トレードコンシェルジュの広告ページが検索で発見されにくい状況にあることから、株式会社RuckUpは「トレナビ」に集客を一本化している可能性が高いと見られます。実際に、「Harvestを利用したら最終的にトレナビを案内された」という情報も確認されています。

【警告】Trade Collection(トレコレ)は危険?7年無敗システムの闇を暴く

IPアドレスが同じ別会社による関連サービス

さらに調査を進めると、トレードコンシェルジュと同じサーバーIPアドレスを利用している別会社運営のサービスが確認されています。

  • RAGNAROK(ラグナロク)

株式会社GENERALHAWKが運営。AI搭載の相場分析アプリと謳い、「完全自動で毎日3万円」「起動ボタンをタップするだけ」など、トレードコンシェルジュと内容が酷似。ただし、こちらは20万円近くするシステムを有料で販売する手法です。

大森敦弘が関わるRAGNAROKは怪しい?詐欺手口と危険性を検証

  • TRUST(トラスト):鈴木商事株式会社が運営。「超知能AGI」搭載の解析アプリと称し、こちらも高額システムを売り付ける商法と情報が広まっています。

RuckUp、GENERALHAWK、鈴木商事の3社は、システムの概要、LINE登録ページ、IPアドレスなど、複数の共通点から何らかの連携関係にあると見てほぼ確実です。トレードコンシェルジュは無料アフィリエイト誘導でまだマシですが、後者2社は高額なシステム販売を伴うため、より悪質な手法と言えます。

TRUST投資は稼げない?鈴木商事・眞殿勝年の実態と口コミ評価を暴露!

結論とユーザーへの最終警告

トレードコンシェルジュは、その実態が不透明で、アフィリエイト報酬の獲得を唯一の目的としている可能性が高い、極めて信用性の低いサービスです。

  • システムが本当に稼働しているか不明。
  • 個人情報(氏名、電話番号など)を提供するリスクがある。
  • 不要なFX口座を開設させられ、アフィリエイト報酬の「養分」にされる。

「無料だから害はない」と安易に考えるのは危険です。個人情報の提供リスク、そしてその後の高額な関連サービスへの誘導リスクを鑑み、トレードコンシェルジュおよび株式会社RuckUpが展開する類似サービスの利用は一切控えることを強く推奨します。

よくある質問(FAQ)

Q1: トレードコンシェルジュは本当に無料で利用できますか? A: 広告上は無料とされていますが、実態はFXTFの口座開設を強制し、アフィリエイト報酬を徴収することが目的のサービスです。システム自体がまともに稼働している証拠はありません。

Q2: 運営会社の株式会社RuckUpはなぜバーチャルオフィスを使っているのですか? A: トラブルやクレームが発生した際に、物理的な対応を避け、速やかに「雲隠れ」しやすいようにするためと推測されます。投資案件を提供する企業の透明性としては非常に問題のある行為です。

Q3: FXTF口座開設後にバックレられる可能性はありますか? A: 可能性は非常に高いです。トレードコンシェルジュ側の目的は口座開設報酬の獲得であり、それが達成された後は、ユーザーへのサポートやシステム提供の義務を果たすインセンティブがありません。

Q4: トレナビやHarvestなど、類似サービスも利用しない方が良いですか? A: はい。これらは全て株式会社RuckUpまたは関連会社が、同様のアフィリエイト誘導手法のために展開しているサービスです。一つとして信用できるシステムはないため、全て利用を控えるべきです。

人生逆転!元ブラック企業社員が叶えた「働かない」という夢

かつて100万円を無駄にした私が、なぜ今『働かない生き方』を実現できたのか。
その全貌を包み隠さずお話しします。
もう遠回りしたくないあなたへ。

LINEステップで続きを見る