あおきです。
近年、「副業ブーム」の波に乗り、インターネット上には「完全自動で稼げる」「スイッチを押すだけで月収100万円」といった、魅力的な謳い文句の情報が溢れています。多忙な現代人にとって、努力や時間をかけずに収入が得られるという話は、非常に魅力的に映るかもしれません。
しかし、私たちは、こうした甘い言葉の裏には、高額な費用や重大なリスクが隠されているケースが少なくないことを知っています。
今回、当サイトが徹底的に調査を行ったのは、株式会社オタケン(代表:大田賢二)が提供する「おまかせほったらかし完全自動システム」です。本記事では、このシステムが本当に信頼できるものなのかを、客観的な事実とデータに基づいて冷静に分析し、皆様の健全な副業選びの一助となることを目的とします。
特定商取引法に基づく表記
業者:株式会社オタケン
代表・運営責任者:大田賢二
所在地:東京都千代田区神田佐久間町1丁目8番4号 アルテール秋葉原708
電話番号:080-1264-9014
e-mail:info★enjoypop.fun
※ 一部の項目が画像データとしてアップされています
最初の危険信号:特商法表記の隠蔽工作
まず、このビジネスが真っ当ではないと見抜く最大のポイントは、ウェブサイトに掲載されている「特定商取引法に関する表示(特商法表記)」です。日本の法律では、通信販売を行う事業者は、消費者がいつでも容易に確認できる場所に、事業者情報や連絡先を明記することが義務付けられています。これは、消費者を詐欺や悪質な商売から守るための重要なルールです。
しかし、おまかせほったらかし完全自動システムのサイトでは、この最も重要な情報が画像データとしてアップロードされています。なぜ彼らはこのようなことをするのでしょうか?
その理由は明白です。テキストデータであれば、消費者は事業者名をコピーしてインターネットで評判を調べたり、所在地や電話番号を検索して実態を確認したりすることができます。しかし、画像データにすることで、この重要な情報が検索エンジンの対象にならず、消費者が情報を能動的に探すのを妨げることができるのです。
これは単なる手抜きではありません。意図的に情報を隠蔽し、消費者が事前のリサーチを行うことを困難にさせる、非常に悪質で計算された手法なのです。まともな事業者は、決してこのような不誠実なやり方で顧客の信頼を損なうようなことはしません。この時点で、このビジネスが「怪しい」どころか、「悪質である」と断定してもよいでしょう。
特定商取引法に基づく表記の検証:信頼性を図る第一歩
そこで、画像データとしてアップされていることで、信用性が損なわれている今回の特商法表記についてですが、そこには絶対に検索されたくない何かが隠されている、と考えるべきなのはわかってもらえたと思います。
この件を踏まえて、今回のおまかせほったらかし完全自動システムの特商法表記について調べてみました。
所在地がバーチャルオフィスである事実
国税庁法人番号公表サイトによると、株式会社オタケンは2015年10月5日に設立されています。
所在地は「東京都千代田区神田佐久間町1丁目8番4号アルテール秋葉原708」です。しかし、この住所は「ワンストップビジネスセンター秋葉原店」というバーチャルオフィスであることが判明しています。
バーチャルオフィスは、登記上の住所を借りるサービスであり、実際に恒常的に事業活動を行う「事業拠点」としての実態は確認できません。これは、企業の実体や運営体制の確認を難しくする要因となり、信頼性評価において重大な懸念材料となります。公式サイトにも、具体的な事業内容やシステムの実績を裏付ける情報はほとんど見当たりません。
代表・大田賢二氏の経歴の不透明性
代表の大田賢二氏(1973年9月生まれ)は、元お笑い芸人という経歴を持ち、その後はアフィリエイト関連の情報商材を扱う「インフォプレナー」として活動してきたとされています。
セールスページでは「借金300万円を半年で完済」「アフィリエイト歴20年」といった派手な成功エピソードが紹介されていますが、これらの客観的な裏付けとなる根拠やデータは一切示されていません。システム開発やソフトウェア販売に関する具体的な実績も確認できず、経歴の真偽について疑問が残ります。
セールスページの分析:誇大広告の可能性と構造的な問題
刺激的なキャッチコピーと不透明な収益構造
このシステムのセールスページには、「努力も時間も不要」「スイッチをONにするだけで収入が発生」といった、非常に刺激的かつ煽動的なキャッチコピーが並んでいます。
しかし、肝心の「どのような仕組みで利益が発生するのか」という具体的なビジネスモデルや、システムのロジックに関する説明は一切ありません。「AIが自動で稼ぐ」といった抽象的なフレーズに終始している点は、情報提供の透明性に欠けており、極めて問題であると指摘できます。
登録後の実態と最終的なシステムの正体
メールアドレス登録後の実際の流れと、システムの中身についても検証しました。
誘導の構造と「阿修羅」の正体
登録フォームからメールアドレスを送信し、LINE登録を促されると、「ボタンを押すだけで稼げるAI自動システムについて、すべて無料で公開します」といったメッセージが届きます。しかし、案内された動画の内容は、大田氏による説明のみであり、実際の稼働画面や実績の提示は一切ありません。
そして、最終的に明かされるシステム名は「阿修羅」とされ、その正体はFX(外国為替証拠金取引)の自動売買システムであることが判明します。販売価格は36万円と高額です。
FX自動売買システムとしての重大な問題点
FX自動売買システムを販売・提供する場合、事業者は金融商品取引業の登録が必要となるケースが多く、無登録での営業は違法性が問われる可能性があります。当サイトの調査では、株式会社オタケンが金融商品取引業者として登録されている事実は確認できませんでした。これは、本システムが提供するFX取引の合法性、安全性に関わる極めて重大な問題点です。
口コミ・評判の調査
ポジティブな口コミの欠如
「株式会社オタケン」「大田賢二」「おまかせほったらかし完全自動システム」で口コミを検索しましたが、肯定的な意見や収益実績を示す情報はほとんど見当たりませんでした。むしろ、「金融商品取引業の登録がない」「バーチャルオフィスで信頼性に欠ける」といった、本検証で指摘した内容と一致する注意喚起の意見が多数を占めています。
総評:推奨できない結論
以上の検証結果に基づき、株式会社オタケン(大田賢二)が提供する「おまかせほったらかし完全自動システム(阿修羅)」は、以下の理由から推奨できないと結論付けます。
- 金融商品取引業者としての登録が確認できない。
- 実体の見えないバーチャルオフィスを使用している。
- 具体的な実績・ロジックの提示がない高額商材(36万円)である。
- 特商法表記の情報の一部を画像化するなど、情報公開に消極的な姿勢が見られる。
- セールスページに誇大広告・過剰な表現が多く見られる。
「ボタン一つで稼げる」という安易な副業案件には、常に高額な費用や大きなリスクが潜んでいる可能性が高いことを認識し、冷静な判断を下すことが重要です。
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