あおきです。

投資の世界に飛び込もうとしている皆さん、あるいは新しいチャンスを探している皆さんへ。最近、インターネット上で「i-Visionプロジェクト」という無料オファーが流れているのを目にしませんか?「世界最高峰のAI」「勝率92.8%」といった魅力的な謳い文句に惹かれ、詳細を知りたいと思っている方もいるかもしれません。

しかし、安易に手を出す前に、少し立ち止まって考えてみましょう。本記事では、金融や投資に精通した専門家の視点から、この「i-Visionプロジェクト」の実態を徹底的に分析・検証し、その裏に潜むリスクを明らかにしていきます。

特定商取引法に関する表記

販売業者:株式会社Logical Forex
運営責任者:工藤 総一朗
所在地:〒130-0013 東京都墨田区錦糸一丁目2番1号 アルカセントラル12F
電話番号:03-6240-4430
メールアドレス:i-vision@logical-forex.com
URL:https://logical-forex.s3.amazonaws.com/i-vision/lp/afc.html

※一部画像データとしてアップされています

「i-Visionプロジェクト」の基本情報と、見過ごせない特商法表記の罠

まず、このプロジェクトの基本情報を整理します。

  • プロジェクト名: i-Visionプロジェクト
  • 提供元(販売業者): 株式会社Logical Forex
  • ビジネスモデル: FX(外国為替証拠金取引)
  • 謳い文句: 世界最高峰のAIが作り出した人工知能トレードシステム、稼働開始後勝率92.8%、完全自動で稼げる

一見、非の打ち所がないように思えるこのプロジェクトですが、まず最初に注意すべきなのは、公式サイト下部に記載されている**「特定商取引法に関する表記」**です。

通常、この表記は企業名や住所、連絡先といった重要な情報を記載するもので、消費者が安心してサービスを利用するための最低限のルールです。しかし、i-Visionプロジェクトの表記は、いくつかの項目が画像データとしてアップロードされています。

なぜ、わざわざテキストではなく画像にするのでしょうか?

これは、検索エンジン対策として、悪質な業者がよく使う手法の一つです。テキストデータであれば、企業名や運営責任者名を検索された際に、過去の悪評や詐欺被害の情報が簡単に出てきてしまいます。しかし、画像データであれば、検索エンジンはその内容を正確に読み取ることができません。つまり、「過去に何か問題があったのではないか」という疑惑を抱かせるような、きわめて不誠実な対応だと言えるでしょう。

さらに、提供元の「株式会社Logical Forex」を調べてみると、「クロスリテイリング社」の関連会社であることがわかります。クロスリテイリング社は、過去に多数の投資情報商材を販売しており、その評判は決して良いものばかりではありません。こうした背景を考えると、今回の特商法表記の画像化は、「検索されたくない」という意図が明確に感じられます。

「ツール任せ」で稼げるという甘い誘惑の裏側

i-Visionプロジェクトのセールスページには、「裁量判断もメンタルの負担も一切必要なし。本当にツールだけで稼げる」と書かれています。

これは、投資初心者にとって非常に魅力的な言葉に聞こえるかもしれません。しかし、結論から言えば、投資の世界でツールだけに頼って安定的に稼ぎ続けることは不可能です。

FX取引を専門とするプロの投資家も、自動売買ツールを利用することはありますが、それはあくまで「補助的な役割」です。彼らは、長年の経験と知識に基づいた「裁量トレード(自分で相場を分析し、判断して取引する手法)」を主軸とし、ツールはエントリーポイントの発見やリスク管理のために活用します。

なぜなら、自動売買ツールは、過去のデータに基づいたアルゴリズムで動くため、予期せぬ市場の急変や、新しいトレンドには対応できないからです。例えば、世界的な金融危機や、災害、戦争など、過去のデータにはない事象が発生した場合、ツールは「勝ち続ける」ロジックが通用せず、あっという間に資金を溶かしてしまう**リスクがあります。

にもかかわらず、「ツールだけで稼げる」と断言することは、投資の厳しさを無視した、無責任な表現だと言わざるを得ません。

「フォワードテスト」勝率92.8%の信憑性を疑う

セールスページで大々的にアピールされている「フォワードテスト勝率92.8%」という数字も、注意が必要です。

フォワードテストとは、実際の相場でシステムを稼働させ、その成績を検証することです。しかし、この数字には以下の2つの疑問点が残ります。

  1. テスト期間や条件が不明: どのような相場状況で、どのくらいの期間テストされたのかが明記されていません。都合の良い期間だけを切り取って、高い勝率を出している可能性が否定できません。
  2. 「勝率」と「利益率」は別物: 勝率が92.8%だとしても、1回の負けで大きな損失を出すリスクがあります。例えば、100回の取引で92回勝っても、1回の負けでそれまでの利益がすべて吹き飛ぶような大きな損失が出れば、トータルでは赤字になってしまいます。投資で本当に重要なのは「勝率」ではなく、最終的にいくら利益が出たかを示す「利益率」です。

まとめ:投資は甘くない。知識と自己責任が成功の鍵

現時点では、このプロジェクトの詳細な内容(有料ツールの価格や性能など)は明らかになっていません。しかし、提供元の過去の評判や、特商法表記の画像化、そして「ツールだけで稼げる」といった甘い言葉は、危険な兆候と捉えるべきです。

投資は、楽して稼げるような甘い世界ではありません。成功するためには、市場の仕組みやリスクを学び、自分自身で判断する力を身につけることが不可欠です。

もし、あなたがこのプロジェクトに興味を持っているのであれば、以下の点を心に留めておいてください。

  • 安易に「自動で稼げる」という言葉を信じない。
  • ツールはあくまで補助的な役割と考える。
  • 最終的な判断は自分自身で行う。
  • 提供元の過去の評判や、特商法表記を必ず確認する。

今後、この「i-Visionプロジェクト」について新たな情報が出てくれば、改めて検証・解説を行いたいと思います。あなたの貴重な資産を守るためにも、冷静な判断を心がけましょう。

※追記、高額案件情報入りました
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