あおきです。
資産形成の手段としてFXが定着する中、情報商材の販売元が次々と入れ替わる現状があります。その中で、株式会社Wealth Onが提供する*「一生使いたいトレード理論」は、古くからのFXファンには知られた「維新の介」氏を講師に据えています。
しかし、2024年以降、同社には「社名変更」や「同一ビル内での頻繁なフロア移動」といった、投資家として見過ごせない動きが確認されています。本稿では、最新の法人登記情報に基づき、同社の信頼性とコンテンツの正当性を冷静に分析します。
特定商取引法上の表記
販売業者名:株式会社Wealth On
所在地:大阪府大阪市中央区安土町2丁目3-13 大阪国際ビルディング23F
メールアドレス:service@wealth-on.jp
電話:06-6271-1188 月〜木曜日10:00~17:00(祝日を除く)
FAX:06-4708-7169 24時間対応
カスタマーサポートページ:https://support.wealth-on.jp/hc/ja
お問合せフォーム:https://dpub.jp/contact_forms/input
特定商取引法(特商法)および法人登記情報の徹底分析
投資家がまず確認すべきは、運営主体の法的実体です。今回入手した詳細な法人履歴からは、同社の長期的な戦略と直近の動向が浮き彫りになりました。
法人登記情報の変遷と分析
調査の結果、以下の通り法人の足跡が明確になりました。
| 年月日 | 内容・変更の事由 | 所在地の詳細 |
| 平成27年10月5日 | 法人番号指定 | 沖縄県中頭郡北谷町(ライオンズマンション) |
| 平成28年2月4日 | 本店移転(大阪へ) | 大阪府大阪市中央区安土町(大阪国際ビル13F) |
| 令和2年12月4日 | フロア移動 | 同ビル 13F → 9F へ |
| 令和6年4月11日 | フロア移動 | 同ビル 9F → 23F へ |
| 令和6年8月1日 | 社名変更 | インベストメントカレッジ → 株式会社Wealth On |
| 令和6年8月1日 | フロア移動 | 同ビル 23F → (ビル名記載なし)へ、ただし特商法表記では「大阪国際ビル23F」の記載あり |
アナリストによる「変更履歴」の考察
この履歴から、以下の3点を指摘できます。
- 長期的な運営実績: 平成27年(2015年)の設立から10年近い社歴があり、昨今の使い捨てのような詐欺的業者とは一線を画す「継続性」があります。
- 旧社名「インベストメントカレッジ」の存在: 投資教育業界では有名な旧社名から変更されています。これはブランドの刷新、あるいは事業再編の一環と考えられますが、旧来の評判を気にする投資家は「旧インベストメントカレッジ」であることを認識しておく必要があります。
- 同一ビル内での頻繁な移動: 大阪国際ビルディング内で9F、23Fと移動を繰り返しています。これは組織の拡大、あるいは固定費削減のための適正化など、経営判断が頻繁に行われている兆候です。
コンテンツの核「ダウ理論」の有用性
本商材の核心である「一生使いたいトレード理論」は、100年以上の歴史を持つ「ダウ理論」をベースとしています。
技術的側面: 安値・高値の切り上げによるトレンド判定など、極めて正統派なテクニカル分析です。
無料レポート(全69ページ)の価値: 基礎概念を整理する上では有用ですが、これ単体で勝ち続けられるほどの「優位性(エッジ)」が公開されているわけではありません。あくまで「維新流」の門を叩くためのイントロダクションです。
講師「維新の介」氏の市場価値
維新の介氏は、長年この業界で活動しており、Amazonでの著書評価も一定の支持を得ています。 しかし、2024年8月の社名変更(Wealth Onへの改称)に伴い、プロモーションのトーンやターゲット層に変化が見られるかは、今後の注視が必要です。
コスト構造:低額から高額へ至る「ラダー型」モデル
本件の収益構造は、以下のステップで設計されています。
- フロントエンド: 無料電子書籍
- ミドルエンド: 『維新流トレーダーズキャンプ』(月額3,278円)
- バックエンド: 高額教材・コンサルティング(30万円〜のパッケージ)
ここが重要: Amazonのレビュー等で散見される「際限なく次を勧められる」という不満は、このビジネスモデル特有のものです。投資家は、月額料金だけでプロ級の技術が手に入るという幻想を捨て、「どこまで投資し、どこで独り立ちするか」という出口戦略を持って参加すべきです。
第三者の評判とリスク管理
ネット上の声には、肯定的な学習体験の一方で、「高額なバックエンドへの誘導」に対する強い警戒感も存在します。
- ポジティブ: 「チャートの向こう側にいる大衆の心理が見えるようになった」
- ネガティブ: 「無料だと思って始めたが、最終的な提示額に驚いた」
まとめ:最新データに基づく投資判断
今回の調査により、株式会社Wealth On(旧インベストメントカレッジ)は、10年の歴史を持ち、物理的拠点も確保された「実体のある企業」であることが再確認されました。しかし、その運営形態には、投資教育ビジネス特有の構造的リスクが含まれています。
メリット
- 信頼の継続性: 10年続く法人であり、突如として連絡が途絶えるリスクは低い。
- 普遍的な理論: 学ぶ対象(ダウ理論)は、流行り廃りのない本質的な技術である。
- 透明性: 特商法と登記情報の整合性が取れており、物理的実態が明確。
懸念されるリスク
- トータルコストの不透明さ: 月額料金の先に、30万円を超える高額教材が控えている。
- 社名・フロア変更の頻度: 短期間の変更は、経営方針の不安定さ、あるいは対外的なイメージの刷新を急いでいる可能性を示唆する。
最終的な提言: 「一生使いたいトレード理論」は、学習の「きっかけ」としては正当なものです。しかし、2024年の社名変更とフロア移転の多さを鑑みると、現在は組織やサービスの転換期にあると推測されます。 検討中の方は、まずは無料レポートで「手法の相性」を確かめるに留め、高額なバックエンドを提示された際は、その投資額(30万円以上)を「トレードの種銭」に回した場合の期待値と冷静に比較検討することをお勧めします。
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